カーリースは車を購入せず乗れるサービスとして、最近は大変人気になっています。しかし一方でネットなどでは「カーリースはデメリットが多い」「やめた方がいい」といった情報もあります。契約をする前に、そうしたネガティブな情報に不安を感じている人もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、カーリースがなぜデメリットが多いと言われるのか、その理由や契約時の注意点について整理していきます。 ぜひご自身で、このサービスと相性がよいかどうかということをチェックしながら読んでみましょう。
目次
カーリースはデメリットが多いと言われている理由

カーリースとは、車を長期的に「借りて」利用するサービスです。 数年単位の貸出し契約を行って、月々決まった金額を支払いながら車を利用します。
このシステムのため、通常の購入による車の持ち方とは異なる制約や制限が出てくることは避けられません。よく言われているデメリットとして、以下のようなものがあります。
車を所有できない
カーリースは、あくまでリース会社が車を所有している形の契約です。 そのため車が自分のものになることはありません。 自分名義で車を登録したり、車を自由に売却したりはできない点に注意が必要です。
短期契約ができない
カーリースは一般に3年~7年など長期契約が基本になっています。数か月など短期間だけ借りられないというデメリットもあります。
また契約期間中に使用状況が変わった場合、中途解約が難しいケースもあります。 リース会社によりますが、中途解約をすると違約金が発生する場合があり、出費が大きくなってしまう恐れがあります。
カスタマイズに制限がある
カーリースは、カスタマイズや改造が制限されることもあり、自由度が低いということもよく言われるデメリットです。 あくまで車の貸出しサービスであるため、大幅な改造や個人仕様への変更は原則認められていません。例えば市販のエアロパーツなどを断りなく取り付けると違約金が発生したり、返却時に原状回復費用を請求されてしまうことがあります。
走行距離制限がある
カーリースは、走行距離の上限が設定されていることもデメリットに感じてしまう人がいるかもしれません。この上限を超過すると追加料金が発生することがあり、結果的にトータルの支払い額が増えてしまう可能性があります。
デメリットにもかかわらず、カーリースはなぜ人気なの?
しかし一方で、カーリースは、購入に代わる新しい車の持ち方として、30代~40代のビジネスマンや、学生、主婦など、非常に幅広い層から支持を集めているサービスです。
上記デメリットがあるにもかかわらず、多くの人たちがカーリースを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか?
初期費用が不要!
カーリースの最大の魅力は、頭金や登録費用などの初期費用が一切不要なことです。 通常の車の購入では数十万~百万円単位の資金が必要になることもよくありますが、カーリースでは初期費用をかけずに車の利用をはじめられます。資金に余裕がない人や高額な出費を避けたい人、購入よりもワングレード高い車に乗りたい人にとって、とても便利なシステムです。
たとえば高年式・低走行の限定在庫車を多く揃えている「リースナブル」では、以下のような人気高級車でも、とても手軽な値段で、即納で利用できます。
リースナブルの高年式・低走行の限定在庫車一例
| 車種・グレード | 年式 | 走行距離 | 月額料金(税別) |
|---|---|---|---|
| トヨタ ランドクルーザー 250 2.7 VX | 2024年式(R06) | 94km | 38,000円~ |
| トヨタ カローラクロス 1.8 ハイブリッド Z | 2025年式(R07) 10月 | 5km | 18,000円~ |
| トヨタ アルファード 2.5 Z | 2025年式(R07) | 15km | 38,000円~ |
| トヨタ ハイエースバン 2.8 スーパーGL ダークプライム S | 2025年式(R07) 9月 | 25km | 51,800円~ |
毎月定額で車を利用できる!
カーリースは、基本的に車にかかる毎月の支出が一定になるので、予算を立てやすいことも多くの人から人気になっている理由です。
動画や音楽などのサブスクサービスを利用したことがあるかもしれませんが、カーリースとは、いうなればサブスクのような感覚で、月払いで車を利用していけるサービスと言えるでしょう。 初めの月から固定料金を支払っていけばよいので、お金の管理がとても簡単なのです。
さらにカーリースでは車検やオイル交換など、維持費のほとんどが月額に含まれた「メンテナンスパック付きプラン」も用意されています。こちらは車両代金のみならず、税金・保険料・車検代といったさまざまな費用が月額料金にまとめられているため、毎月の出費がフラットになり、基本的にそのほかに必要な費用はガソリン代だけになります。
乗り換えも簡単!
カーリースの契約満了後は、あらためて同じ車を再リースしたり、簡単に別の車種に乗り換えられることもの魅力の一つです。乗り換え時に、面倒な手続きや中古車売却の手間もありません。
車を長く乗り続けるよりも、数年おきに最新モデルの車に乗りかえていきたい人にとっては、カーリースのこの仕組みは大きな魅力となっています。
カーリースのデメリットを感じにくい、おすすめの人とは?
以上のデメリットとメリットを総合的に判断すると、どのようなタイプの人がカーリースと相性がよいかがわかってきます。
カーリースがおすすめの人とは、主に以下のような人です。
- ・初期費用をかけずに手軽に車を導入したい人
- ・車の改造などにあまり興味がない人
- ・移動手段として車を使いたい人
- ・数年おきに車種を変えて、いろいろな車に乗りたい人
もしこのような目的で車に乗りたいのであれば、カーリースのデメリットの影響はほとんどなく、お得にサービスのよいところだけを活用できます。
カーリースがおすすめの人・おすすめでない人まとめ
| カーリースがおすすめの人 | おすすめでない人 |
|---|---|
| 頭金なしで、まとまったお金を使わずに車に乗り始めたい | 将来自分名義で「完全に所有」して、長く同じ1台に乗りたい |
| 毎月の支払いを一定額にして、家計管理を簡単にしたい | 車のカスタム・改造を自由にしたい |
| 数年ごとに最新モデルや別の車種に乗り換えていきたい | 年間の走行距離がバラバラ |
| 車を主に移動手段として使い、「所有すること」より「気軽に使えること」が大事だと思う人 | 利用期間がはっきり決まっておらず、短期利用や途中解約の可能性が高い人 |
デメリットを避ける、カーリース選びのポイント
それでもカーリースのデメリットが少し心配という人は、後悔がないように、いくつかの選び方のポイントを最後に確認しておきましょう。
解約の条件をよく確認する
契約途中での解約や乗り換えの可能性がある場合は、その条件を事前にしっかり確認しておきましょう。 多くのカーリースでは原則として中途解約はできません。やむを得ず解約する場合には違約金が発生する可能性があるため、よく注意しておくことが大切です。
ちなみに「リースナブル」であれば、中途解約による違約金は基本的に発生しません。 このように中途解約のリスクを最初からカバーしているサービスを選ぶのもおすすめです。
走行距離制限を丁寧に設定する
契約前に自分の利用状況に合った走行距離制限を設定しておくことも大切です。 月間・年間の走行距離の目安をリース会社に伝えて、必要であれば上限を調整したり、超過時の追加料金を確認しておきましょう。
納車の早いところを選ぶ
近年は半導体不足などの影響で、新車の場合は車種によっては納期が長くなりがちであることにも注意が必要です。せっかく契約すると決めたのであれば、すぐにカーライフをはじめたいものです。きちんと納車までの期間を確認し、できるだけ即納を提供しているサービスを選ぶようにしておきましょう。
リースナブルは在庫車を多数そろえているため、人気モデルでもスムーズにリース開始ができます。 近年は新車の供給不足が続いているため、こうした即納サービスができるところであると安心です。
まとめ

カーリースは車を所有できないことや走行距離制限など、デメリットがゼロではありません。しかし車を使用する人の目的や、ライフスタイルよっては、そうしたデメリットがほとんど問題とならないこともよくあります。 むしろそうした制限があるおかげで得られるさまざまなメリットこそが、カーリースが多くの人たちから好評になっている理由なのです。
デメリットが少し不安な人でも、しっかりリース会社の選定を行えば、賢くカーライフをはじめられます。少しでも心配なことがあれば、まずは気軽にリース会社の人に相談することからはじめていきましょう。








