ダイハツの軽クロスオーバーSUV「タフト」。小さいながら存在感満点のワイルドなデザインに手ごろな価格設定。ACC他充実した安全装備が魅力で登場以来ぐんぐんと人気が高まっています。

ライバルであるスズキのハスラーとは、発売以来販売台数を競いあい、現在も抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているようです。

そんな現在人気急上昇中のダイハツタフトに、昨年設定されたのが特別仕様車 “クロムベンチャー”です。シンプルなタフトのエクステリアとインテリアを、クロムメッキやダークシルバーの加飾でクールに仕立てた一台ですが、どのようなクルマに仕上がっているのでしょう。また、装備の内容から見たお買い得度についてはどうなのでしょう。詳しくチェックしてみました。

タフトは軽のクロスオーバーSUV
ライバルはスズキハスラー

（引用：ダイハツ公式HP）

タフトが発売されたのは2020年6月10日です。この原稿を執筆している時点で登場から2年近く経過したことになります。登場時はその懐かしい名前に筆者は驚きました。ただ、車名こそ過去のダイハツ車（本格クロスカントリー4WD車）から受け継いたものになっていましたが、実際は全く別のクルマとして登場しました。現行の新型タフトは、本格派のオフローダーではなく、乗用車ベースの軽クロスオーバーSUVとなっています。

見た目はワイルドですが、本格的なオフロード走破性を狙ったものではなく、アウトドアが似合う、街乗りにピッタリのおしゃれなクロスオーバーSUVという位置づけであり、想定ライバルはすでに定番的な人気となっているスズキのハスラーです。

共にFFベースの軽の乗用車のプラットフォームをそのまま使い、車高を少し上げてSUVっぽいボディデザインを組み合わせた今どきのクロスオーバーSUVという仕立てになっています。

スズキハスラーは、登場時に大きな注目を浴び、軽自動車の新たなジャンルとして一気に人気車となりましたが、そのハスラーの市場に切り込んだのがダイハツタフトということになるのでしょう。軽自動車とういと最近はハイトワゴンやスーパーハイトワゴンばかりが売れていて、さすがに食傷気味というかたもいるはず。

そんな、スーパーハイトワゴンなどとは、一味違った趣味性の高い軽自動車が欲しい、というニーズを狙ったのがタフトというわけです。実際その狙いはうまくハマったようで、現在ハスラー、タフト両車とも爆発的な大ヒットとはさすがにいきませんが、一定の人気を集め、軽の新たなジャンルとして確固たる地位を築きつつあります。

販売台数ランキングで
ライバルハスラーとデッドヒート

（引用：ダイハツ公式HP）

では、現在どちらの方が売れているのかですが、販売台数ランキングを調べてみました。昨年の2021年度の軽乗用車販売台数ランキングを確かめてみるとハスラーが5位で、タフトが9位となっています。

さすがに、新参者のタフトなので、すでにブランドが浸透しているハスラーにはちょっと負けていますが大健闘でしょう。さらに、最新の2022年3月の販売台数ランキングをチェックして見ると、ハスラーが6962台で10位。そして、タフトが6332台で9位となっています。これはかなり拮抗しているといっていいでしょう。ハスラーのライバルとしてタフトをぶつけたダイハツの狙いは着実に実を結んでいるわけですね。

そんな人気が徐々に定着しつつあるダイハツタフトですが、特に人気となっている特別仕様車があります。それは2021年5月10日に追加されたクロムベンチャーです。NAの“G”グレードと、ターボの“Gターボ”グレードに設定されている特別仕様車で、その見た目のクールさから、かなりの注目を集めているようです。

あくまで街乗り用SUVながら
悪路走破性もある程度期待できる

（引用：ダイハツ公式HP）

“クロムベンチャー“について開設する前に、まず、そのベースであるダイハツタフトはどんなクルマなのか簡単に説明しましょう。ざっくりいうと、タントやミライースなどと同じくダイハツのDNGAプラットフォームを採用した軽のクロスオーバーSUVです。ジムニーのようなフレーム構造を持った本格派のSUVではなく、乗用車がベースのあくまで街乗りを主体としたクロスオーバーSUVということですね。

ハイトワゴン並みの1630mmという高い全高を持ち優れた居住性を実現しながら、SUVらしく最低地上高も190mm確保するなど、ぱっと見はジムニーのような本格派の4WDにも見えます。

実際アプローチアングル27度、ディパーチャーアングル58度となかなか走破性を期待させるシャシーになっていますが、駆動方式はFFをベースとしたもので4WDはフルタイム方式であくまでオンロードを目的としたクルマです。

直線基調のスクエアなボディデザインがなかなかにワイルドな印象です。ソフトな印象のライバルハスラーとは一味違っており、アウトドアイメージをうまく演出しています。

価格はXグレード・2WDの135万3,000円から、Gターボ“クロムベンチャー”の167万2,000円となっています。安くはありませんが最近の軽自動車として手ごろな設定。クロスオーバーSUVと考えると安く思えます。

全てのグレードに、前席の頭上にまで大きく広がる解放感満点の「スカイフィールトップ」というガラスルーフが標準装備されているなど固定的な面も強く、お買い得度の高さを感じさせます。

グレード構成はとてもシンプルで、下からX、G、Gターボの3タイプが設定されています。XとGがNAエンジン、Gターボはターボエンジンであり、それぞれで2WDと4WDが選べます。

そして、中間グレードのGと、最上級グレードのGターボに特別仕様車として設定されているのがG“クロムベンチャー”と、Gターボ“クロムベンチャー”。

それぞれのグレードのクルマをベースにメッキのガーニッシュやダークシルバー加飾などを施したドレスアップグレード的な位置づけとなっています。

そのためパフォーマンスや機能的な部分では特にベースグレードと変わっている部分はありません。しかし、このクロムベンチャーが今は、かなりの人気となっているようなのです。

人気のフードガーニッシュ他
魅力的な装備が満載のクロムベンチャー

（引用：ダイハツ公式HP）

タフト発売の1年後に追加されたクロムベンチャーの一番のポイントは、タフトにもともと用意されており、多くのオーナーが装着するとされている人気のオプションパーツ「フードガーニッシュ」などのクロムメッキパーツがはじめから装着されているということでしょう。あとから装着するならはじめから装着されていた方が面倒もありませんし。

この「フードガーニッシュ」に合わせて、メッキドアアウターパネルや、シルバーアンダーガーニッシュなどといったドレスアップパーツがセット多数装着されているのです。ではどんなパーツが特別装備として装着されているのか、クロムベンチャーの特別装備を羅列してみるとこうなります。

ノーマルタフトに比べると、クロムメッキパーツが装着されたクロムベンチャーは、落ち着きある高級感を感じさせるスタイリングとなっていて、都会派クロスオーバーSUVといったイメージをうまく演出しています。

インテリアも、華やかなオレンジをアクセントカラーとして使用したノーマスのタフトに比べると、ダークシルバーのアクセントカラーがシックで落ち着いた雰囲気。エクステリアのイメージにマッチしていて、とてもスタイリッシュな仕上がりになっています。

ノーマルタフトがシンプルで道具感のあるイメージなのに対してシックでゴージャス感あふれる仕上がりはかなりのイメージチェンジではないでしょうか。

ベース車両のわずか6万6,000円アップ
お買い得度は非常に高い

（引用：ダイハツ公式HP）

これらのアイテムの内、フードガーニッシュとバックドアガーニッシュは元々オプションのメッキパックとして設定されていたもので、その価格は4万1,316円です。そしてメッキのドアアウターハンドルも3万2,800円でオプションとしてもともと設定されていたものです。

これ以外のアイテムはアルミホイールを除けば、クロムベンチャーだけのオリジナル装備。それらがセットで装着されているということになります。

とにかく、フードガーニッシュ他、一番人気のドレスアップアイテムが装着されているというだけでもかなり魅力的と言えるのではないでしょうか。ではお得度はどうなのか？

ベース車と特別仕様車の価格さを調べてみましょう。まずNAエンジンのGグレード・2WDですがこちらの価格は148万5000円です。これに対して同G“クロムベンチャー”は155万1,000円となっています。

そして、Gターボ・2WDの価格は160万6,000で同Gターボ“クロムベンチャー”の価格は167万2,000円です。価格差はあまりありませんね。

差し引きしてみると、双方とも6万6,000円ほどベース車両よりも“クロムベンチャー”のほうが高いということになるわけです。ということは前述の通り、メッキパックとメッキドアアウターハンドルの合計額だけでも7万4,116円ですから、これらに加えて数々の特別装備が加えられているのですからかなりお得という計算になります。

他のクロムベンチャーだけの特別装備はオプションでも追加できないもの。それが装着できるというのも見逃せないポイントでしょう。タフトにオプションのオプションを追加してドレスアップしたいと考えているならむしろはじめから“クロムベンチャー”を選ばないのは損といってもいいくらいです。実に完成度の高い特別仕様車と言って過言ではないでしょう。

Gターボ“クロムベンチャー”もG“クロムベンチャー”もその価格に納得できるなら多くの方におススメできる一台となっていました。

タフトの新車にお得に乗るなら
リースナブルがおススメ

（引用：ダイハツ公式HP）

リースナブルでは、そんなタフト特別仕様車の「Gターボ クロムベンチャー」をリース車としてご用意しています。「Gターボ“クロムベンチャー”」の、5年プラン最安コースは、現在春のキャンペーン中で最大13万2,000円引きと非常にお得となっています。

5年プランのリース料金はこちらになります。

●最安コース
月々6,000円（通常価格の2,000円引き）×60回＋ボーナス加算11万2,200円

●定額コース
月々23,000円（通常価格の2,000円引き）×60回（ボーナス加算なし）

さらに3年プランの場合はこちらです。

●最安コース
月々6,000円（通常価格の2,000円引き）×36回＋ボーナス加算12万5,400円

●定額コース
月々25,000円（通常価格の2,000円引き）×36回（ボーナス加算なし）

どのコースでもタフトには、リースナブル専用のオプションとして、6.8インチディスプレイオーディオとバックカメラ、ETC車載器、フロアマット、サイドバイザーがはじめから装着されています。

タフトの “クロムベンチャー”は、人気のドレスアップアイテム満載の魅力的な特別仕様車です。その内容は改めてチェックしてみた限り、今後、人気はさらに加速していくことは間違いありません。

そんな人気の一台にできるだけお得に乗りたいという方は、是非リースナブルを利用してみてください。月々無理のない負担で最新のタフト“クロムベンチャー”の魅力を思う存分に味わうことができるはずです。