日本でもすっかり人気の定着したSUVですが、そんなSUVの中でも、今、最も注目されている最新のクルマが何かご存じでしょうか。それはトヨタのライズです。トヨタブランドのSUVにはランドクルーザーからRAV4、さらにスタイリッシュなクーペ風のC-HRなど幅広いバリエーションが揃っていますが、その中でも末弟ともいうべき存在がライズであり、そしてそのライズが今空前の大ヒットとなっているのです。
全くの新型車ということから話題性もあってその注目度も非常に高い。さらにポテンシャルも十分で価格も手ごろということから次の愛車としてこのライズに是非購入したい!と考えている方もきっと少なくないはずです。
でもまってください。確かにライズ買うのもいいですが、ここまで人気であるのですから、カーリースを利用することも是非検討すべきではないかと筆者は思います。ライズをカーリース乗ることがお得である理由とは何なのか?またライズをリースする上で選びたいグレードや装備などについてご紹介します。
目次
丁度良い5ナンバーサイズで
ワイルドなデザインも大人気
(引用:トヨタ公式HP)
2019年11月、トヨタはラインナップの中で最も小型となるSUVのライズを発売しました。ライズはその小さいながらアウトドアテイストを持った堂々とした存在感に、優れた居住性を持ち、さらに、最新のクルマらしい充実した予防安全装備やかわいらしさにワイルドさをミックスした個性的なスタイリングなどで注目を浴びました。そして、登場から瞬く間に大人気モデルとなっています。
なんと2020年の1月、2月の登録車販売台数ランキングでは、トヨタを代表する乗用車、カローラなどを抑えてぶっちぎりの1位を獲得してしまったのですから驚きです。ここまでの大ヒットはおそらくトヨタ自身も予測していなかったというかトヨタとしてはライズがここまでヒットしてしまったことはむしろ計算違いだったはず。なぜならこのライズはダイハツのロッキーのOEMモデルだからです。ようはロッキーのバッチ違いがこのライズなのです。ダイハツが作ったクルマがトヨタ製の他の車種を抑えて1位になってしまったのですから、トヨタとしては微妙なはず。正直複雑な思いを抱いている販売店の方などもいるのではないかな、などとつい想像してしまいます。
とはいえ、このヒットはライズを見ればいわば当然のこととも思えます。それだけ新鮮で魅力満載のSUVだからです。例えば多くのSUVはコンパクトとされているモデルであっても全幅1.7mオーバーと車体が大きいのが当たり前です。それがSUVらしさともいえますが、国内でも使いやすい小型モデルの登場も望まれていました。スズキのジムニーや、ジムニーシエラなどがバックオーダーを抱えるほどの大ヒットしているのを見ても、それは決して間違いではないでしょう。
そこに登場したのがライズなのです。ライズは日本の道路事情でも使いやすい丁度良いサイズが採用されています。全長3,995mmで、全幅は5ナンバーの1,695mm。まさにこれぞコンパクトSUV。これなら狭い路地が多い都内の路地でも取り回ししやすいことは間違いありません。
それでいて、スタイリングは、迫力ある大径17インチタイヤや張り出したフェンダーなどが特徴的で、これぞSUVといったワイルドさや力強さがしっかりと表現されています。C-HRやヴェゼルといったクーペルックのスタイリッシュなSUVとは違った、いかにもオフロードの走破性が高そうな本来のSUVらしさも、多くの人から支持を受けたのではないでしょうか。そのうえ値段も手ごろなのです。価格は167万9,000円~228万2,200円ととても現実的なもの。今どき軽自動車だって同じくらいはしますからこれなら新車で購入したい!と思わせるだけの説得力があります。
コンパクトながら室内広々
パワーも十分で走りも不満なし
(引用:トヨタ公式HP)
デザインや価格だけじゃなりません。もちろんそれ以外にも魅力は満載です。まず小さいながらその室内空間は十分な広さが確保されています。全長は4mしかありませんが効率よく空間を利用することで前後席の乗員間距離は900mmが確保されています。一回りサイズの大きなC-HRと比べても室内長と室内高はライズのほうが上。後席に大人が座っても窮屈さはまったく感じません。
このように快適に過ごせる室内スペースを確保しつつ、荷室の容量も369L(ちなみにC-HRは318LでRAV4は580L)と十分で、80Lのアンダーラゲッジ(FF)も用意されているので4人で旅行に出かけても不便はないはずです。クーペルックのC-HRではこうはいきません。
パワーユニットはコンパクトな車体にマッチした直列3気筒の1Lターボのみです。ミニバンのルーミー/タンクと基本期には同じものですがライズに合わせてチューニングは変わっているとのこと。
最高出力は72kW(98PS)/6,000rpm、最大トルクは140N・m(14.3kgf・m)/2,400~4,000rpm)。トルクが140Nもあるので、NAエンジンなら1.5L相当ですね。ミニバンのタンクやルーミーでは力不足という声も聞かれましたが、ライズの車重はわずか980kg(4WDでも1,050kg)と軽量なので不足はないでしょう。
燃費にも優れ経済性も抜群
さらに先進安全装備も充実
(引用:トヨタ公式HP)
トランスミッションには効率に優れた「D-CVT」を搭載。CVTと、ギヤ駆動を組み合わせることでワイドレシオ化し、伝達効率を向上させた優れたトランスミッションで、加速性能と優れた燃費、さらに静粛性をも兼ね備えています。
燃費はJC08モード燃費で22.8km/L(FF)。ハイブリッドなどとは比べられませんが、SUVとしては極めて優秀です。
駆動方式はFFと4WDが用意されていて4WDは電子制御の多板クラッチ式。ようするにFFベースがベースとなった4WDで生活四駆的なもの。普段はFFで走っており、滑りやすい路面ではトルクを後輪にも配分するというタイプ。
しかし、コーナリングでは内輪へのブレーキ制御などを行い安定した旋回助けるなど、いわゆる生活四駆よりも機能的には確実に上です。とはいえ見た目のデザインからイメージする本格的なオフロード走破性はありません。でも、滑りやすい路面やちょっとした雪道では頼りになりますし、現代のSUVとしては十分といえるでしょう。ライズはモノコックボディの乗用車がベースとなったSUVなので、さすがにジムニーなどと同様のハードな走りを期待するのは無理がありますが。
それに、最新のクルマですから先進安全技術にも抜かりはありません。衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)、衝突警報機能(対車両・対歩行者)に誤発進抑制機能といったもはや必須の安全支援機能は最廉価グレードのX以外に標準です。
さらに、最上級グレードのZには全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)。駐車支援機能も搭載し、ZとGグレードにはブラインドスポットモニターやリヤビークルアシストもオプション設定されています。衝突回避支援ブレーキ機能が全車に標準となっていないという点には不満を覚えますが、車格と価格と考えてこのようになっているのかもしれません。もしグレードを選ぶとしたら衝突回避支援ブレーキ機能が標準装備となっているG以上を選ぶのが間違いないでしょう。
大人気車種だから5年後でも
価値が下がらない可能性大
(引用:トヨタ公式HP)
ここまででライズがとても魅力的でお買い得なSUVであるということは十分お分かりいただけたと思います。それでは、ライズは購入しても十分お得ですが、それよりもカーリースで手に入れるべきクルマであると考えるその理由を説明します。とはいってもとても簡単な理由です。それはライズの残価率がとても高いからです。
残価率とは、リセールバリューともいわれますがそのクルマの新車価格に対する、売却時の価格の割合のことです。ようは5年後、7年後にそのクルマのどれくらいの価値が残っているかということです。ライズはその残価率が非常に高い。2019年に発売されたばかりの最新の車種であり、さらに注目度の高いSUV。加えてジムニーやRAV4などが先鞭をつけたワイルドなスタイリングを持ちで価格も手ごろ。大人気で一時期オーダーストップがかかるほど売れているのですからこれは当然といえば当然です。
では、どれくらいの残価率なのか? カーリース会社のWEBサイトを見ても、月々の支払額は乗っていますが、残価率に関してはほとんど掲載されていません。しかし、それを確かめる方法があります。自動車メーカーのWEBサイトで残価設定ローンの見積もりを試してみればいいのです。
メーカー系の販売店が提供する残価設定ローンなので、カーリースとは全く同じ残価とはなりませんが。中古車の査定額には相場があるのでおおよそ同程度の価格となるはず。十分参考にはなります。そこで査定を試してみました。
残価率が高いということは、
それだけお得に乗れるということ
こちらがその残価設定ローンの見積もり結果です。ほぼ同価格のハイブリッドカー、アクアをライバルとして設定し比較してみました。ご覧ください。
車両価格 | 支払総額 | リース支払 | 最終回支払額 | |
---|---|---|---|---|
アクアS | 192万1,700円 | 233万6,490円 | 初回4万3,006円×1回 月々3万7,500円×58回 |
48万2,471円 |
ライズZ 2WD | 206万円 | 235万6,500円 | 初回3万5,546円×1回 月々3万3,500円×58回 |
72万1,000円 |
ベース車両の価格の差は14万円ほどありますが、これにお手頃なナビなど最低限のオプションなどを追加すると、アクアが233万6,490円でライズが235万6,500円となりほど同じくらいの支払総額になります。そして、この双方のクルマでトヨタのウエブサイトから東京の販売店を通じての残価設定ローンの見積もりをしてみました。
その結果、5年ローンで月々の支払額はアクアが3万7,500円。それに対してライズは3万3,500円となりました。毎月4,000円の差です。月々の支払でみると差があまりないようにも見えますが残価で比較してみるとより金額が大きくなります。
アクアの残価、この場合はローン最終回の残価支払額(残価設定ローンではローン最終回でクルマを返却するか、残価を一括で支払うかを選べる。)ですが、48万2,471円です。では、それに対してライズはというと、72万1,000円となっています。ほぼ同じ支払総額のはずなのに、比べてみるとなんと24万円も違うのです。どうでしょう。こうしてみるとこの差は非常に大きくはないでしょうか。
同じような金額の新車を同じように5年乗って、アクアの場合24万円多く払わなくてはいけないわけです。さらに現行のアクアはすでにモデル末期ですから、リース満了後の見積もりが思いのほか低くなってしまう可能性があります。クローズドエンドのカーリースなら、クルマに傷をつけたり過走行でなければそれでも問題ありませんが。オープンエンドの場合、見積もりが残価を下回ればその分の負担をしなくてはいけません。怖いですよね。
でも、ライズならその点も安心です。なぜなら発売されたばかりの最新のクルマで、人気のSUVというジャンル。5年後でも人気をキープしていることはまず間違いありません。だからリース満了後の査定も残価を下回る可能性はほぼないでしょう。むしろ上がっているなんてことも期待できるかもしれません。そうなれば次のリース車両に乗り換える時にも、プラスとなった査定額をクーポンなどに変えることで、よりお得に新しいクルマに乗ることができる可能性もあるわけです。
買うよりもカーリースを
利用すべき理由とは
もちろんカーリースを使用せず、普通にクルマを購入して5年後に中古車として売るという方法もあります。ライズのリセールバリューは相当に高いですから中古車買い取り業者とうまく駆け引きできれば相場よりも高い値段でクルマを売ることができるかもしれません。でも、その逆のリスクもありますし決して簡単ではありません。
それに、リースだったらクルマの管理の手間がかかりません。クルマを購入した場合、車両購入費用以外にも保険や税金、車検など様々なランニングコストが別途かかりその管理や支払いが大変です。また手続きやメンテナンスの手間もかかります。
カーリースならリース期間中のランニングコストもリース料金に含まれていますから家計の管理が簡単。車検費用もリース料金に含まれていますから車検がきたからまとまったお金を用意しなくちゃなんてこともありませんし、車検を任せる整備工場をリース会社指定。その点も便利。
さらに、リース満了後の手続きだって簡単。クルマの乗り換えも同じカーリース会社なら面倒はありませんし、お得なプランが提供されていることもあります。余計な手間がかからず、大人気のライズにお得に乗ることができる、このようにカーリースがとても賢い選択となるというわけです。
カーリースなら月々2万円~の
支払いでライズに乗ることができる
(引用:トヨタ公式HP)
最後に一例として、今ライズをカーリースで乗るとするとどれくらいの金額になるのか調べてみました。オープンエンドのカーリースサービスの中でも人気のブランドであるリースナブルの場合ですが、このようになります。
ライズの上級グレードZで、5年リース定額とした場合で月々のリース料金は2万9,800円(税込3万2,780円。2020年4月現在)。大人気の最新SUVの新車が月々3万円以下で乗れるのです。これはかなり魅力的です。
さらに、最安コース選べば月々2万円(税込み2万2,000円)の支払いに、ボーナス加算5万8,800円(税込み6万4,680円。年2回)となります。繰り返しますがこのリース料金には税金や保険、車検費用まで含まれています。相当にお得度が高いですよね。
こうしてあらためて見てみると、無理してギリギリの予算で中古車を買うならば、余裕のある毎月の支払いで最新の人気車種に乗る、そのほうが間違いなく賢いクルマの乗り方といえるのではないでしょうか。
そして、今なら、魅力満載でリセールバリューの期待できるライズが、そのターゲットとして最もふさわしいと思われる一台というわけです。いかがでしょう、納得できたでしょうか。もし、今あなたがライズの購入を検討されているのであれば、カーリースという新たなクルマとの付き合い方も是非検討してみて下さい。