2019年に発売された小型クロスオーバーSUVのライズ。SUVながらも、コンパクトであり燃費が良く運転しやすいという特徴を持ち、今も人気の車種です。

2020年上半期には、販売台数は1位になりました。SUVの中では、車両販売価格が安いというのも人気理由の1つです。この記事で、トヨタ・ライズのグレードごとの装備や特徴、スペックなどを紹介します。

ライズの基本情報

(引用:トヨタ公式HP)

コンパクトSUVであり、発売からフルモデルチェンジはされていません。ヤリスのような大きな逆台形のグリルが特徴的なデザインです。

国内販売のSUVの中でも車体サイズが小さく、小回りがきき、狭い道や駐車場でも運転しやすいです。コンパクトながらも、全高が高く、特徴的でダイナミックなフロントによって存在感のある車となっています。

ホイールベースを長くしているので、車内が広く、前席も後席もスペースがゆったりしています。ラゲッジスペースは369LとコンパクトSUVの中でトップクラスの広さです。もちろん、前席と後席のシートアレンジができ、全部の席を倒すことも、片側だけ倒すことも、または前席だけ倒したり後席だけ倒したりできます。

1.5l相当のトルクを発揮する1.0Lターボエンジンによって、パワフルに走れます。SUVらしさを十分に実感できる走行性能です。

ライズのグレード

(引用:トヨタ公式HP)

ライズは、X・G・Zという3つのシンプルな構成でグレードが作られています。Xがベーシックグレードで、装備を充実させたGグレード、安全性能やデザインも向上させたZグレードという構成になっています。

どのグレードも2WDと4WDがありますが、Xグレードはガソリンモデルグレードのみで、GとZグレードはハイブリッドモデルもあります。グレードによるスペックは以下のとおりです。

グレード 駆動方式 乗車定員 車両重量(目安) 燃費(WLTC)
X(ガソリン) 2WD 5人 1,245kg 20.7 km/L
X(ガソリン) 4WD 5人 1,315kg 17.4 km/L
G(ガソリン) 2WD 5人 1,245kg 20.7 km/L
G(ガソリン) 4WD 5人 1,315kg 17.4 km/L
G(ハイブリッド) 2WD 5人 1,335kg 28.0 km/L
Z(ガソリン) 2WD 5人 1,255kg 20.7 km/L
Z(ガソリン) 4WD 5人 1,325kg 17.4 km/L
Z(ハイブリッド) 2WD 5人 1,345kg 28.0 km/L

駆動方式が同じだと、グレードを問わず燃費が同じです。また、車両重量は、XとGグレードだと、駆動方式が同じだと同じ重量となっています。

ライズの車体サイズ

車体サイズは、以下のようになります。

  • ・ 全長:3,995mm
  • ・ 全幅:1,695mm
  • ・ 全高:1,620mm

車体サイズはどのグレードでも変わりありません。

ライズの車両価格

グレード パワートレイン 駆動方式 定員 車両本体価格(税込)
X ガソリン 2WD 5人 1,800,700 円
4WD 5人 2,079,000 円
G ガソリン 2WD 5人 1,958,000円
4WD 5人 2,235,200円
ハイブリッド 2WD 5人 2,263,800円
Z ガソリン 2WD 5人 2,152,700円
4WD 5人 2,413,400円
ハイブリッド 2WD 5人 2,442,000円

SUVながらも、ベーシックグレードのXだと1,800,700 円(税込)からであり安いです。トールワゴンの軽自動車とガソリン2WDでほぼ同じ車種もあるので、如何に安いかがわかります。

一番高いのがZグレードのハイブリッドですが、それでも2,442,000円(税込)と65万円ほどしか違いがありません

これは、オプションをつけない場合の価格です。オプションを付けるときは、付帯したオプション内容によって、車両価格が違います。

ライズのグレードごとの違い

ベーシックグレードのXから最上級グレードのZまで、車両価格が違うように、装備内容も違います。

基本的な装備のXグレード

(引用:トヨタ公式HP)

必要な基本装備を備え、デザイン面では装飾は最低限となっており、その代わりに価格を抑えたグレードです。以下の装備が備わっています。

  • ・ 16インチスチールホイール
  • ・ LEDヘッドライト
  • ・ バックドアガーニッシュ
  • ・ アナログメーター(オプティトロンメーター)
  • ・ ダイヤル式エアコン
  • ・ シートヒーター(4WDのみ)
  • ・ デッキボード下収納
  • ・ LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング)

ステアリングはウレタン、シートはファブリック表皮となっています。また安全機能では、ACC(車間距離維持)やレーンキープコントロール(車線維持)、パノラミックビューなどがついていません。

充実した装備のGグレード

(引用:トヨタ公式HP)

装備を充実させているのが、Gグレードです。主に以下の装備が備わっています。

  • ・ 16インチアルミホイール
  • ・ 7インチ液晶カラーディスプレイ
  • ・ バックドアガーニッシュ(艶あり黒塗り)
  • ・ ファブリック表皮(レッドバイピング)
  • ・ 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド(ハイブリッドのみ)
  • ・ プッシュ式オートエアコン
  • ・ シートヒーター(4WDのみ)
  • ・ デッキボード下収納
  • ・ LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング)

Xグレードとは、ホイールの種類、ディスプレイの大きさ、エアコンの種類などが違い、ハイブリッドモデルには電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドの機能が付帯します。

ステアリングはシルバー塗装で、バックドアガーニッシュは艶あり黒塗り、ドアハンドルはメッキ処理がされており、随所でデザイン面での違いもあります。

高級感のある最上位グレードのZグレード

(引用:トヨタ公式HP)

より装備を充実させ、高級感のある見た目になっているのがZグレードです。主に以下の装備が備わっています。

  • ・ 17インチアルミホイール
  • ・ 7インチ液晶カラーディスプレイ
  • ・ バックドアガーニッシュ(艶あり黒塗り)
  • ・ ファブリック表皮(レッドバイピング)
  • ・ 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド
  • ・ ACC
  • ・ プッシュ式オートエアコン
  • ・ デッキボード下収納
  • ・ シートヒーターLEDヘッドランプ(オートレベリング)
  • ・ 本革ステアリング&シフトノブ

ホイールが17インチになり、Gだとハイブリッドモデルのみだった電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドが標準装備されます。また、全車速追従機能のACCも備わっています。

そしてステアリングとシフトノブが、本革巻きです。シートヒーターも2WDでも4WDでもついています。

ちなみに、Zグレードのみモノトーンカラーの他に3種類のツートンカラーのボディカラーも選べます。

ライズの特徴的な装備

低価格の小型SUVであるライズは、さまざまな装備が備わっており、快適装備から安全装備まであります。そのなライズの特徴的な装備を紹介します。

9インチディスプレイオーディオ

(引用:トヨタ公式HP)

高精細で見やすいHDディスプレイであり、オーディオとビジュアル機能を備えます。ラジオを流したり、テレビを映したりできます。テレビはフルセグです。また、USB入力やBluetoothに対応しており、Apple CarPlay、Android Autoによって、スマホのアプリの画面をディスプレイ上に表示できます。

ディスプレイオーディオには、地図ソフトやナビは搭載されていません。しかし、スマホを通じたナビ表示が可能です。スマホのナビアプリを使えば、無料であり、お金をかけずにナビを使えます。

LEDフロントシーケンシャルターンランプ

(引用:トヨタ公式HP)

ウィンカーが端から順に流れるように点灯していく、シーケンシャルのランプです。内側から外側に流れるように点滅して光を表示します。単なる点滅ではなく、流れるように光らせて視認性を高めます

他車や歩行者からの視認性が高まり、動きがあるので目に止まりやすく、注意を引きます。その結果として、左右に曲がるという意思表示が他車や歩行者に伝わりやすく、衝突事故を起こす可能性を減らします。

デザインとしてもスタイリッシュで、車の個性や高級感を引き立たせます。また、動きのある光であり、見ているだけでも楽しいです。

パノラミックビュー

(引用:トヨタ公式HP)

車を上から見下ろすような映像をディスプレイに表示する機能です。車体の前後左右に配置したカメラの映像を合成し、ディスプレイ上に車周辺の状況を表示します。車体を上から見ているような映像を確認できるので、運転席からの死角となる部分の状況も把握できます

バックや発進するときに、誤って見えない部分の障害物や人に接触するという事故を防げます。また、駐車支援機能も兼ねており、バック駐車するときに後の様子をディスプレイで確認しながら車を止められます。狭い場所でも、ディスプレイの表示内容を見ながら車をぶつけずに動かせます。駐車が苦手な人に大いに役立つ機能です。

見えない死角も確認できるので、わざわざ車から降りずとも周囲の状況を把握できて便利です。特に、運転席からの後方や斜めもパノラミックビューで確認できるので、視界が広がり安心感が高まります。晴れている日はもちろん、曇りの日や夜間でも車周辺の状況を映し出せます。

ライフスタイル別のおすすめのグレード

(引用:トヨタ公式HP)

価格重視の人だと、2WDのガソリンモデルがおすすめです。ライズの中で一番安く200万円以下の価格です。通勤・通学、買い物などでも十分使えます。ラゲッジスペースが広いので、買い物でもたくさん荷物を積めます。

快適性能を重視する人は、シートヒーターがついており、オートエアコンのGグレードの2WDがおすすめです。価格を抑えながらも装備が充実しています。アウトドアや旅行などをよく行う人は、走行性能が高い4WDモデルが良いでしょう。予算に合わせて、どのグレードの4WDにするか決めてください。

燃費性能を重視する人は、ハイブリッドモデルがおすすめです。ガソリンモデルよりも10km/L前後の燃費の違いがあり、ガソリン代を節約できます。そして、見た目を重視するときは、Zグレードが良いでしょう。

まとめ

(引用:トヨタ公式HP)

ライズはコンパクトSUVであり、SUVとしての走行性能を持ちながらも、コンパクトで扱いやすい車です。車両価格は一番安いと200万円以下と低価格になっています。

用意されているグレードは、X・G・Zの3つです。Xグレードのみガソリンモデルだけですが、他のグレードはハイブリッドモデルも選べます。ガソリンモデルは2WDと4WD、ハイブリッドモデルは2WDのみです。予算や求める性能に応じて、どのグレードにするか決めると良いでしょう。

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