2001年に初代が発売され、ロングセラーの今も人気の高いミニバンのヴォクシー。2022年にフルモデルチェンジして、4代目が発売されました。4代目でもガソリンモデルとハイブリッドモデルを発売。
すべてのグレードで全幅が1,730mmとなり3ナンバーとなりました。この記事で、ヴォクシーのグレードごとの特徴、おすすめのグレード、先代との違いなどを紹介します。
ヴォクシーの基本情報
(引用:トヨタ公式HP)
トヨタ・ヴォクシーは、2001年に初代モデルが発売されたミニバンであり、特にファミリー層に人気があります。3列シートの7人または8人乗りが主流です。車内が広くゆったりとくつろげる車です。
フロントフェイスは、横のラインが特徴的なダイナミックなデザインを採用。旧モデルよりも、ダイナミックなフロントフェイスとなっており、都心部や街頭が輝く夜間で映えるデザインです。
室内は快適性を重視。乗り降りしやすいパワースライドドア、広いラゲッジスペース、広々としたシートなどを備えており使いやすいです。買い物や子どもの送迎、長距離ドライブと、さまざまなシーンで活躍します。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルの2種類が用意されています。燃費性能に優れているのがハイブリッドモデルで、力強い加速性能と安定した走行性能があるのがガソリンモデルです。トヨタセーフティセンスを標準装備し、安全な運転をサポートしてくれます。
ヴォクシーのグレード
(引用:トヨタ公式HP)
最新モデルで90系のグレードは、「S-G」と「S-Z」の2つです。それぞれのグレードで、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。グレードごとのスペックは以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 車両重量(目安) | 燃費(WLTC) |
---|---|---|---|---|
S-G(ガソリン) | 2WD / 4WD | 7人 / 8人 | 1,610~1,680 kg | 15.0 km/L(2WD) 14.3 km/L(4WD) |
S-G(ハイブリッド) | 2WD / E-Four | 7人 / 8人(2WDのみ) | 1,640~1,690 kg | 23.0 km/L(2WD) 22.0 km/L(E-Four) |
S-Z(ガソリン) | 2WD / 4WD | 7人のみ | 1,640~1,700 kg | 15.0 km/L(2WD) 14.3 km/L(4WD) |
S-Z(ハイブリッド) | 2WD / E-Four | 7人のみ | 約1,670 kg(2WD) 1,710 kg(E-Four) |
23.0 km/L(2WD) 22.0 km/L(E-Four) |
S-Zは7人乗りモデルしかないですが、S-Gだと8人乗りモデルも用意されています。ただし、S-Gグレードのハイブリッドモデルは7人乗り専用となります。
燃費はS-ZおよびS-Gグレードの2WDのハイブリッドモデルで、23.0km/Lと全グレードの中で一番高い燃費性能です。
ヴォクシーの車体サイズ
車体サイズは、以下のようになります。
- ・ 全長:4,695mm
- ・ 全幅:1,730mm
- ・ 全高:1,895mm(1,925mm)
全高は2WDモデルで1,895mm、4WDモデルで1,925mmとなっており、30mmの違いがあります。全長と全幅はどのグレードでも同じサイズです。
ヴォクシーの車両価格
車体価格は以下のようになっています。
グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 定員 | 車両本体価格(税込) |
---|---|---|---|---|
S-G | ガソリン | 2WD | 7人 / 8人 | 3,090,000円 |
4WD | 7人 / 8人 | 3,288,000円 | ||
ハイブリッド | 2WD | 7人 | 3,440,000円 | |
8人 | 3,390,000円 | |||
E-Four | 7人 | 3,660,000円 | ||
S-Z | ガソリン | 2WD | 7人 | 3,390,000円 |
4WD | 7人 | 3,588,000円 | ||
ハイブリッド | 2WD | 7人 | 3,740,000円 | |
E-Four | 7人 | 3,960,000円 |
車両価格は、どのグレードでも300万円台です。S-Gグレードの2WDのガソリンモデルが3,090,000円(税込)と一番安く、S-ZグレードのE-Fourのハイブリッドモデルが3,960,000円(税込)と一番高いです。
これは、オプションをつけない場合の価格です。オプションを付けるときは、付帯したオプション内容によって、車両価格が違います。
ちなみにオプションには、ドライブレコーダー、13インチディスプレイ、ラゲッジトレイ、室内カーテン、フロアマットなどがあります。
ヴォクシーのグレードごとの違い
(引用:トヨタ公式HP)
スタンダードグレードがS-Gであり、S-Zが上級グレードです。装備や価格面で違いがあります。グレードによるフロントやリアの見た目の違いはほとんどありません。S-Zグレードはメッキ加飾や高輝度ブラック塗装のパーツが使われ見た目が豪華です。
基本装備のS-Gグレード
基本的な装備を備えている、購入しやすい価格設定となっているグレードです。
乗車人数
E-Fourのハイブリッドモデルだと8人乗りのみですが、それ以外のモデルでは7人乗りと8人乗りのどちらかを選べます。より多くの人数で利用するときは、8人乗りを選ぶと良いでしょう。装備は基本のみですが、安全装備や快適装備は十分な装備が備わっています。
装備
S-Gグレードに標準装備となっている装備は以下のとおりです。
- ・ 16インチアルミホイール
- ・ リフレクター式LED
- ・ 撥水機能付きUVカットガラス
- ・ 4.2インチインフォメーションディスプレイ
- ・ 独立型センターコンソールボックス
- ・ フロントオートエアコン
- ・ リアクーラー
- ・ パワースライドドア(助手席側)
- ・ 折りたたみ式サイドテーブル(カップホルダー2個付き)
アルミホイールタイヤは16インチです。UVカットガラス、フロントのオートエアコン、助手席のパワースライドドアなどと、基本的な装備が揃っています。
充実した装備のS-Zグレード
装備を充実させたグレードです。ガソリンモデルでもハイブリッドモデルでも駆動方式を問わず、7人乗りとなっており、8人乗りモデルはありません。
装備
S-Zグレードに標準装備となっている装備は以下のとおりです。
- ・ 17インチアルミホイール(ハイブリッドモデル)
- ・ 16インチアルミホイール(ガソリンモデル)
- ・ リフレクター式LED
- ・ UVカット・高遮音性ガラス
- ・ ドアベルトモールディングステンレス
- ・ 7.0インチインフォメーションディスプレイ
- ・ インパネ一体型センターコンソールボックス
- ・ 運転席・助手席にシートヒーター
- ・ 前席左右独立オートエアコン付き
- ・ リアオートエアコン(ヒーター含む)
- ・ 両側パワースライドドア
- ・ 大型折りたたみ式サイドテーブル(カップホルダー4個付き)
- ・ インサイドハンドル シルバー塗装
ハイブリッドモデルは17インチアルミホイールであり、ガソリンモデルはS-Gグレードと同じ16インチアルミホイールです。折りたたみ式のサイドテーブルには、2ポートのUSB Type-C、充電・エコバッグフック付きです。
全体的に快適装備が充実しており、加飾や塗装によって内装の質感が高まっています。ただし、ガソリンモデルだと一部S-Gグレードと同じ装備が備わっています。例えば、独立型のセンターコンソールボックスです。
ヴォクシーの特徴的な装備
(引用:トヨタ公式HP)
4代目となった90系のヴォクシーに備わっている、特徴的な装備をいくつか紹介します。
ハンズフリーデュアルパワースライドドア
(引用:トヨタ公式HP)
手がふさがっていても、ドアを開けることのできる便利なスライドドアです。スマートキーを持っている状態で、フロントドアの下部に足をかざせば、スライドドアが自動的に開閉します。荷物を持っているときや、子どもを抱えているときなどと、手が使えないときに便利です。
さらに、挟み込み防止機能付きであるため、ドアに手が挟まれる心配がありません。メーカーオプションですが、ユニバーサルステップも備わっています。スライドドアが開くと同時に、ステップが出てくるので乗り降りしやすくなります。
また、アシストグリップを長くしており、低い位置に設置されているので、背の引く人や子どもでもつかまりやすいです。さらにスライドドア開口部が広く設けられており、より乗り降りしやすくなっています。
パワーバックドア
(引用:トヨタ公式HP)
ヴォクシーのパワーバックドアは、スイッチ操作で開閉でき、好きな開閉位置で停止できます。S-Zにメーカーオプションとなっているパワーバックドアは、両側に開閉スイッチを配置し、ヴォクシーの横にいるときにドアを開閉できます。わざわざ後ろまで回り込んでドアを開閉する必要がありません。
フリーストップバックドアとなっているので、バックドアが開閉中に好みの位置でドアを止めておけます。狭い場所で少しだけ開いてさっと荷物を積み込むことも、少し空けて背の低い人でも使える位置に止められます。停止後は閉まる動作のみであり、そのまま開く心配はありません。
また、バックドアは開口部が広いです。そして、床から低い位置まで開口部は開くようになっています。そのため、荷物を積み下ろししやすいです。
トヨタチームメイトアドバンストパーク
(引用:トヨタ公式HP)
さまざまな場所での駐車をサポートしてくれる、駐車支援機能です。駐車したいスペースの横に停車後に、アドバンストパークのスイッチを押すと、アクセルやブレーキ、ステアリング操作をアシストして、駐車しやすくしてくれます。
縦列駐車と並列駐車はもちろん、区切り線のない駐車場でもアシスト可能です。さらに、ハイブリッドモデルについては、車外からスマートフォンアプリを操作し、遠隔での駐車もできます。入庫と出庫が可能で、便利に使える機能です。駐車が苦手という人に便利な機能であり、車体サイズの大きいヴォクシーでも楽に駐車を行えます。
ライフスタイル別のおすすめのグレード
(引用:トヨタ公式HP)
すでに説明のとおり、ヴォクシーはS-GとS-Zのグレードが用意されており、ガソリンモデルとハイブリッドモデルに分かれており、2WDと4WDの駆動方式があります。ライフスタイル別に、どのグレードがおすすめか紹介します。
子育てファミリーにおすすめのS-Gグレード
子どものいる家庭だと、日々の送迎や買い物で車を使う機会が多いです。ヴォクシーのグレードでは、S-Gグレードがおすすめです。
助手席側にパワースライドドアがついており、子どもを抱えながらでも乗り降りしやすいです。スマートキーを持っていれば、ドアの下に足を通せば、自動でドアが開きます。また、ユニバーサルステップが備わっているので、背の低い子どもでも楽に乗り降りできます。
車内のシートはアレンジでき、荷物が多いときや、乗車人数に応じて使いやすくアレンジできます。リアシートを倒して、車内をフラットにすることも可能です。
トヨタセーフティセンスの安全装備も備わっており、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などによって、車内の安全をサポートします。駐車アシスト機能も搭載しているので、車を停めやすく便利です。
燃費を重視する人はハイブリッドモデル
より経済的に燃費を重視するときは、ハイブリッドモデルがおすすめです。S-GとS-Zのグレードにハイブリッドモデルが用意されています。2WDでWLTCモードだと23.0km/Lの燃費となっています。これが、ガソリンモデルの2WDだとWLTCモードで15.0km/Lと燃費が下がります。
ヴォクシーは静寂性が高く、長時間運転しても快適です。S-Gグレードだと、必要な装備を備えながらも価格を抑えており、S-Zグレードだと快適装備を充実させています。必要な装備に応じて、どちらのグレードにするか決めると良いでしょう。
高級感や快適性を求める人にS-Zグレード
装備を充実させて、内外装の質感を高めたのがS-Zグレードです。シートに合成皮革を使用し、質感や見た目が高級になっています。さらに、インサイドドアハンドルのシルバー塗装やソフトレザーのドアトリムオーナメントなどと、上質感のある見た目に仕上げられています。
運転席や助手席のシートヒーター、左右独立のオートエアコンなどと快適装備も充実しています。センターコンソールボックスはハイブリッドモデルだと、USBポートや100V電源コンセントがついていて便利です。S-Zグレードの車両価格は高めですが、その分上質感のある内外装で高級感を演出しています。
まとめ
(引用:トヨタ公式HP)
90系のヴォクシーは、グレードがS-GとS-Zの2つのみです。両方のグレードのガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されており、2WDと4WDのどちらかを選べます。S-Gグレードだと7人乗りと8人乗りのどちらかを選択可能です。
必要な装備を備えながらも価格を抑えたのがS-Gグレードであり、より快適装備や上質な内外装パーツを備えているのがS-Zグレードです。ハイブリッドにするかガソリンにするか、またグレードやによって車両価格や燃費、装備などが違うので、違いを見てどのモデルのヴォクシーにするか選ぶと良いでしょう。
ワンランク上の「S-Z」を、もっと身近に。ヴォクシーのカーリース
充実装備の上級グレード「S-Z」と、基本を抑えた「S-G」。この記事で、あなたに合うヴォクシーのグレードが見えてきたのではないでしょうか。
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