モノより思い出。というキャッチコピーで一躍有名になったセレナ。すでに30年以上人気のあるロングセラー車種です。2022年にはフルモデルチェンジして6代目となりました。ガソリンモデルとハイブリッドモデルの他に、e-Powerモデルも用意されています。
ミニバンとしては、トップクラスの車内の広さを誇ります。この記事で、セレナのグレードごとの特徴、おすすめのグレード、選び方などを紹介します。
目次
セレナの基本情報

(引用:日産公式HP)
セレナは最大乗車人数が7名または8名です。e-Power LUXIONのみ最大乗車人数が7名と固定ですが、他のグレードでは8名にすることもできます。
フロントフェイスは日産のVモーショングリルを基本としたデザインであり、V型のスタイリッシュな見た目となっています。
トップクラスの車内空間があり、大人数で乗っても快適に移動できます。大きな開口部のラゲッジスペースを持ちますが、シートアレンジで荷室を広くすることも可能です。広い車内や荷室によって、ファミリーでも使いやすい車です。
ガソリンとハイブリッド以外に、e-Powerモデルも選べます。発電・充電用のエンジンの出力がアップ。駆動用モーターのパワーも高まっており、より長い時間より力強い走りを体感できます。
セレナのグレード

(引用:日産公式HP)
セレナには、X・XV・ハイウェイスターV・e-PowerのX・XV・ハイウェイスターV・LUXIONとあります。
| グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 車両重量(目安) | 燃費(WLTC) |
|---|---|---|---|---|
| X | FF / 4WD | 8名 | 1670~1780kg | 13.4km/L(FF) 11.6km/L(4WD) |
| XV | FF / 4WD | 8名 | 1680~1790kg | 13.4km/L(FF) 11.6km/L(4WD) |
| ハイウェイスターV | FF / 4WD | 8名 | 1680~1790kg | 13.4km/L(FF) 11.6km/L(4WD) |
| e-Power X | FF | 8名 | 1790kg | 20.6km/L |
| e-Power XV | FF | 8名 | 1810kg | 19.3km/L |
| e-Power ハイウェイスターV | FF | 8名 | 1810kg | 19.3km/L |
| e-Power LUXION | FF | 7名 | 1850kg | 18.4km/L |
E-Power LUXIONのみ7名定員で、他のグレードは8名定員です。ちなみに、e-Power搭載の4WDモデルはe-4ORCEという名前になって設定されています。e-4ORCEはe-Powerグレードと仕様はほぼ同じで、4WD駆動という部分が違います。
セレナの車体サイズ
車体サイズは、以下のようになります。
- ・ 全長:4,690mm
- ・ 全幅:1,695mm
- ・ 全高:1,870mm
ハイウェイスターの名のつくモデルのみ、以下の車体サイズとなっています。
- ・ 全長:4,765mm
- ・ 全幅:1,715mm
- ・ 全高:1,870mm
どのグレードでも、全高は1,870mmと変わりありません。
セレナの車両価格
以下がセレナのグレードごとの車両本体価格です。
| グレード名 | パワートレイン | 駆動方式 | 車両本体価格(税込) |
|---|---|---|---|
| X | ガソリン | FF/4WD | 2,719,200円 |
| XV | ガソリン | FF/4WD | 2,988,700円 |
| ハイウェイスターV | ガソリン | FF/4WD | 3,169,100円 |
| e-Power X | e-POWER | FF | 3,248,300円 |
| e-Power XV | e-POWER | FF | 3,548,600円 |
| e-Power ハイウェイスターV | e-POWER | FF | 3,735,600円 |
| e-Power LUXION | e-POWER | FF | 4,847,700円 |
一番下のグレードのXの価格が2,719,200円と最安値となっており、E-Power LUXIONが4,847,700円と最高値となります。
上記はオプションをつけないときの価格です。オプションをつけたり、有料のボディカラーにすると、価格が上乗せされます。オプションには、カーナビ・ドライブレコーダー、後部席モニター・フロアカーペット・サンシェードなどがあります。
セレナのグレードごとの違い
ベーシックグレードとなるのがXであり、装備を充実させたのがXV、デザイン性を向上させたのがハイウェイスターV、そしてe-Powerで動くようにしてあるのがe-Powerグレードです。
基本装備のXグレード

(引用:日産公式HP)
一番下のグレードとなるXには、基本装備のみ備わっています。標準装備となる代表的な装備が以下のとおりです。
- ・ 16インチスチールホイール
- ・ UVカット断熱グリーンガラス
- ・ パワーウィンドウ
- ・ 7インチカラーアドバンスドドライブアシストディスプレイ
- ・ フルオートエアコン
- ・ ハロゲンライト
- ・ リアクーラー&リアヒーター
- ・ シートヒーター(2WDはオプション)
- ・ インテリジェントキー
- ・ 電動パーキングブレーキ
- ・ LEDルームランプ
- ・ アシストグリップ
ホイールは16インチのスチールホイールとなっており、アルミホイールのオプションはありません。ヘッドライトはハロゲンです。パワーウィンドウ・フルオートエアコンなど最低限必要な装備のみがついています。
充実した装備のXVグレード

(引用:日産公式HP)
Xグレードよりも装備を充実させたグレードです。以下の装備が追加されています。
- ・ ハンズフリースライドドア
- ・ ロールサンシェード
- ・ 16インチアルミホイール
- ・ パーソナルテーブル
- ・ 防水シート
- ・ 追加カップホルダー
- ・ 追加USBポート
Xグレードではスライドドアですが、XVになるとハンズフリー機能が追加されます。ホイールはアルミホイールが選択可能です。搭載されるカップホルダーやUSBポートの数が、Xグレードよりも多いです。
デザイン性がアップしているハイウェイスターV

(引用:日産公式HP)
見た目が良くなりデザイン性が高まっているグレードです。デザイン面で以下のような装備がされています。
- ・ 専用エアロバンパー/サイドシルスポイラー
- ・ 専用フロントグリル(クローム加飾)
- ・ 専用LEDリヤコンビランプデザイン
- ・ 専用17インチアルミホイール
- ・ 合皮コンビシート&木目調インテリア加飾
このような変更によって、グリルの見た目や内装、リア部分の見た目がXやXVグレードと違います。ただし、そこまで大幅に見た目は変わっていません。
e-Power搭載のe-Powerグレード

(引用:日産公式HP)
搭載されるエンジンは発電に使用し、駆動用モーターで走行するのがe-Powerグレードです。e-Power搭載のノートと同じ駆動システムとなります。以下のような装備がされています。
- ・ プッシュスタート
- ・ キャプテンシート(e-4ORCEのみ)
- ・ フロントセンタートレイ
- ・ e-POWER専用パワートレイン
また、安全技術として他のグレードにはない以下の機能が追加されています。
- ・ コーナリング安定向上システム(e-4ORCEのみ)
- ・ 車両接近通報
- ・ エマージェンシーストップシグナル
セレナの特徴的な装備
セレナにはいくつもの装備が備わっており、ミニバンとして大きな車体に便利な機能があります。そんな使いやすい特徴的な装備を紹介します。
360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)

(引用:日産公式HP)
運転中の安全を前後左右と多角的な方面からサポートする機能です。前後左右からの衝突警報、駐車時の支援や後方障害物感知、前後ソナーでの障害物警報などによって、車の360°周囲の安全をサポートします。主に障害物感知と警報であり、障害物からの追突や障害物への衝突をしにくくしてくれます。
また、アラウンドビューモニターを装備しています。車内のモニターに車を上から映したような映像を表示し、運転席からは見えない死角の状態を確認できます。また、駐車時にリアの後を確認できるので、駐車しやすくなります。安全に運転するのに、役立つのが360°セーフティアシストです。
プロパイロット2.0

(引用:日産公式HP)
高速道路や自動車専用道路での走行をサポートするシステムです。高速道路だと、ハンドル操作が可能な状態だと前方車と車間を一定に保ちながら、一定速度で走行できるようサポートします。これにより、手放しでも自動的に車が走ってくれます。
衛星と前後左右のセンサーによって、入り組んだ高速道路でも正確な車線変更をサポートし、変更できないということを防ぎます。また、分岐や出口に差し掛かると、ディスプレイと音で知らせてくれるので、見逃す可能性を少なくできます。
このように、高速道路や自動車専用道路を長時間走るときに、運転者の負担を軽減してくれるシステムです。
ハンズフリーオートスライドドア

(引用:日産公式HP)
名前のとおり、セレナのスライドドアはハンズフリーで開閉できます。インテリジェントキーをポケットに入れたままセレナの下回り部分に足を通すだけで、スライドドアが開いたり閉じたりします。
手を使わずともドアが開閉するので便利です。両手が荷物で塞がっていても、子どもを抱っこして手が使えない状態でも、足だけでドアを開閉して乗り降りできます。また、ドアの開口部が広いので乗り降りしやすいです。
買い物で荷物が多いときや、子どもを連れていくときに便利な機能です。また、グレードのよっては、少し開いた状態のままでドアを止めておくことができ、雨が降っているときや、車内と車外の気温差が高いときに、雨を車内に入れにくくしたり外気が入りにくくしたりでき、その状態での乗り降りも可能です。
ライフスタイル別のおすすめグレード
セレナはグレードごとに特徴があります。ライフスタイルでどのグレードが良いか紹介します。
- ・ コストを抑えたい人 : Xグレード
- ・ 快適性を重視する人 : XV ・ハイウェイスターVグレード
- ・ アウトドアや旅行をする人 : 4WDモデル
- ・ 燃費を重視する人 : e-Powerグレード
一番価格が安いのがXグレードです。セレナの中の最高価格のe-Power LUXIONよりも200万円以上も安いです。そのため、セレナ購入でのコストを抑えられます。
サンシェードやパーソナルテーブル、ハンズフリースライドドアがついているXVやハイウェイスターVグレードは、快適性を求める人におすすめです。子どものいるファミリーでも快適に使えるでしょう。
アウトドアや旅行で長い距離を走ることが多い人は、走行性能の高い4WDモデルがおすすめです。悪路でも路面を捉えて、スムーズに走行してストレスがないでしょう。
燃費を重視する人は、e-Powerグレードがおすすめです。燃費は18~20km/Lほどとなっており、エンジンで走るセレナよりも5km以上燃費が良いです。そのため、ガソリン代を抑えられます。
まとめ

(引用:日産公式HP)
日産セレナは、ミニバンであり車内が広いです。グレードはいくつも用意されており、ベーシックグレードのX、装備を充実させたXVやハイウェイスターV、e-Powor搭載のe-Powerグレードが設定されています。どのグレードでもFFまたは4WDの駆動方式を選べます。
価格や燃費、装備などが違うので、目的に応じてどのグレードにするか選んでください。
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