2022年5月9日。スズキは、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車「ハスラー」のマイナーチェンジを実施しました。今回のマイナーチェンジでは、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)車線逸脱抑制機能をNAグレード含めてハスラー全車に標準装備しています。

さらに「HYBRID Gターボ」グレードにはLEDヘッドランプを追加するなど、安全装備を充実させています。

また、このマイナーチェンジと同時に特別仕様車「J STYLE II」を新設定しました。この「J STYLE II」は2020年11月発売された「J STYLE」のバージョンアップ版ですが、いったい何が変わって同バージョンアップしているのでしょうか。マイナーチェンジの内容を詳しくご紹介するのに合わせて、この新しい特別仕様車についてもチェックしてみましょう。

軽クロスオーバーSUVの先駆者
といえばスズキのハスラー

軽クロスオーバーSUVの先駆者スズキのハスラー
(引用:スズキ公式HP)

スズキ ハスラーといえば、軽自動車版クロスオーバーSUVのはしり(ジムニーはクロスオーバーSUVではなく本格オフロード4WD)のような存在です。もちろんハスラー以前にも元祖軽クロスオーバーSUVともいえるダイハツの「ミラ RV-4」のような軽自動車もありました。

また、同じくダイハツの「ネイキッド」やホンダの「Z(平成版)」などもクロスオーバーSUVといってもいい軽自動車です。でも、当時はクロスオーバーSUVなる言葉もほぼ浸透していませんでしたし、どの車も失礼ながら人気はあまりなく、売れませんでした。

しかしハスラーは登場直後から大ヒットしていますし、このジャンルを開拓した先駆者、そういった意味でも軽のクロスオーバーSUVの元祖といえるのはスズキのハスラーといっていいと思います。

スズキのハスラーの初代モデルは、2014年に発売されました。通常より背の高い軽のハイトワゴンにSUV風のデザインを施した新しいジャンルの軽自動車として誕生し、瞬く間にヒットモデルとなっています。

そして、現行モデルのハスラーは2020年登場の2代目です。新型となり全グレードにハイブリッドシステムを搭載したというのが話題になりました。それ以外にもインテリアやエクステリアのデザインもグレードアップしていますし、走行性能も向上していますし、加えて全グレードに先進安全装備のスズキセーフティサポートを採用しています。

そんな2代目ハスラーが、2022年の5月9日にマイナーチェンジを実施しました。そしてマイナーチェンジに合わせて、人気の高かった特別仕様車「J STYLE」のバージョンアップモデルともいうべき「J STYLE Ⅱ」の発売も発表しています。

マイナーチェンジの注目ポイントは
ACCの標準化他安全装備の強化だ

ACCの標準化他安全装備の強化が注目ポイント
(引用:スズキ公式HP)

今回のマイナーチェンジではどのような部分が変更になっているのでしょう。まずポイントは安全機能が強化されていること。従来はターボ車グレードのみの装備だった全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)と、車線逸脱抑制機能がNA車にも全車標準装備となっています。

また、メーカーオプションの全方位モニター付メモリーナビゲーションにすれ違い支援機能が追加されています。そのほかの装備面では「HYBRID X」と「HYBRID X ターボ」グレードにUSB電源ソケットが追加されていますし、フロント間欠ワイパーに時間調整が追加されています。

さらに「HYBRID Xターボ」グレードには、SUVらしさをより強調してくれるルーフレールも装備されています。他にもLEDヘッドランプを「HYBRID G」以外のグレードすべて標準化となっていますし、その「HYBRID G」でもメーカーオプションでLEDヘッドランプの装備が可能となっています。

パワーユニットに変更はなし
全グレードにマイルドハイブリッド採用

全グレードにマイルドハイブリッド採用
(引用:スズキ公式HP)

パワーユニットに関してはマイナーチェンジ前と変わっていません。全車マイルドハイブリッドでターボとノンターボが設定されています。

それぞれのスペックですがノンターボエンジンのパワーは36kW(49PS)/6,500rpmでトルクが58N・m(5.9kg・m)/5,000rpm。これに1.9kW(2.6PS)のハイブリッドモーターが加わります。

ターボエンジンはパワーが47kW(64PS)/6,000rpmでトルクが98N・m(10.0kg・m)/3,000rpmとなっています。そしてこちらには2.3 kW(3.1PS)と少しパワーの大きなハイブリッド用のモーターが加わります。

燃費に関しては2WDのノンターボエンジンのWLTCモード燃費が25.0㎞/Lで、2WDのターボエンジンのWLTCモード燃費が22.6㎞/Lとなっています。マイルドハイブリッドですので、ストロングハイブリッドほどの劇的な燃費向上はさすがにありませんが、それでも十分低燃費です。

ちなみにライバルであるダイハツのタフトの燃費は、2WDノンターボモデルのWLTCモード燃費が20.5㎞/Lで2WDターボモデルのWLTCモード燃費が20.2km/L。比べてみるとハスラーのハイブリッドであることに燃費の点では大きなアドバンテージがあるということがわかりますね。

先進安全装備が搭載されない
低価格グレードは廃止に

低価格グレードは廃止
(引用:スズキ公式HP)

グレード構成はシンプルで「HYBRID X」と「HYBRID Xターボ」。そして「HYBRID G」と「HYBRIDGターボ」の4グレードが基本となっています。

価格はこちらです。

グレード 駆動方式 価格
HYBRID Gアダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能非装着車 2WD 1,365,100円
4WD 1,49,300円
HYBRID G 2WD 1,387,100円
4WD 1,521,300円
HYBRID Gターボ 2WD 1,520,200円
4WD 1,654,400円
HYBRID X 2WD 1,538,900円
4WD 1,673,100円
HYBRID Xターボ 2WD 1,639,000円
4WD 1,773,200円

 

マイナーチェンジ前には設定されていた「HYBRID G [スズキ セーフティ サポート非装着車]」は廃止となり、かわりに「HYBRID Gアダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能非装着車」が新しく設定されています。

こちらはデュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能他、基本的なスズキ セーフティ サポート機能が搭載しつつ、マイナーチェンジにより新たに追加された「車線逸脱警報機能」と「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]」は搭載されないといったものです。

新たに設定された「J STYLE Ⅱ」は
いったいどんな装備が追加される?

新たに設定された「J STYLE Ⅱ」
(引用:スズキ公式HP)

今回のマイナーチェンジは外観やパワーユニットなどに手を入れたというものではありませんが、安全機能などは大きく進化していることがわかります。ハスラーがより魅力的な車になったのは間違いありません。さらに、特別仕様車である「J STYLE Ⅱ」が新たに設定されたというのも大きなトピックでしょう。

ハスラーの新しい特別仕様車「J STYLE Ⅱ」はどんな車なのか。簡単にいうと、2020年11月に発売された特別仕様車「J STYLE」のいわばバージョンアップ仕様です。どんな特別装備が追加されているのかというと以下になります。

■エクステリア

  • ・専用メッキフロントグリル
  • ・メッキフォグランプガーニッシュ
  • ・HUSTLERアルファベットエンブレム[メッキ](フロントフード)
  • ・メッキドアハンドル
  • ・ルーフレール
  • ・J STYLEエンブレム(バックドア)
  • ■インテリア

  • ・レザー調&ファブリックシート表皮[ブラウン&ダークブルー]
  • ・レザー調ドアトリムクロス[ブラック](フロントドア)
  • ・ドアトリムカラーガーニッシュ[チタニウムグレー]
  • ・インパネカラーガーニッシュ[チタニウムグレー]
  • ・フロアコンソールトレー[ドリンクホルダー付][チタニウムグレー]
  • ・メッキインサイドドアハンドル
  • ■車体色

  • ・ウッディブラウン2トーン2色
  • ・ソフトベージュ2トーン3色
  • ・ガンメタリック2トーン3色
  • ■機能&装備

  • ・「ナノイー X」※3搭載フルオートエアコン[エアフィルター付]
  • ・360°プレミアムUV&IRカットガラス
  • このようになっています。フルオートエアコンに搭載されている「ナノイー」は、スズキでは初採用となる「ナノイーX」へ強化されたものです。

    特別仕様車のボディカラーは2トーンカラーのみの設定となっています。価格はハスラー全体では138万7,100円〜181万7,200円ですが、JスタイルⅡの価格は以下です。

  • ●J STYLE Ⅱ(HYBRID X ベースFF):162万1400円
  • ●J STYLE Ⅱ(HYBRID X ベース4WD):175万5600円
  • ●J STYLE Ⅱターボ(HYBRID XターボベースFF):169万9500円
  • ●J STYLE Ⅱターボ(HYBRID Xターボベース4WD):183万3700円
  • ベース車から比べると6万円〜8万円程度価格はアップしていますが、全車2トーンカラーなので実際には4万円程度の差でしかありません。この差額で前述したような特別装備が追加されるのであればとても魅力的ではないでしょうか。

    ボディカラーが2トーンカラーしか選べないのがイヤ!などでない限りは、新型ハスラーを狙うなら「J STYLE Ⅱ」を積極的に選ぶべきだと思います。人気となるのはほぼ間違いないでしょう。

    新型ハスラーにお得に乗るなら
    リースナブルがおススメ

    新型ハスラーにお得に乗るならリースナブル
    (引用:スズキ公式HP)

    リースナブルでは、そんな新型ハスラーのリース車としてご用意しています。ご紹介した「J STYLE Ⅱ」ではありませんが、価格と装備、経済性のバランスに優れた「HYBRID X」のリース車両をご用意しています。

    リースナブル「新型ハスラー HYBRID X」:https://leasonable.com/model/hustler/

    「ハスラー HYBRID X」の、5年プラン最安コースは、現在キャンペーン中で最大13万2,000円引きと非常にお得となっています。5年プランのリース料金はこちらになります。

    ●5年プラン最安コース
    月々6,000円(通常価格の2,000円引き)×60回+ボーナス加算8万5,800円

    ●5年プラン定額コース
    月々19,000円(通常価格の2,000円引き)×60回(ボーナス加算なし)

    さらに3年プランの場合はこちらです。

    ●3年プラン最安コース
    月々6,000円(通常価格の2,000円引き)×36回+ボーナス加算11万5,500円

    ●3年プラン定額コース
    月々23,500円(通常価格の1,000円引き)×36回(ボーナス加算なし)

    どのコースでもリースナブル専用のオプションとして、フロアマット、サイドバイザーがはじめから装着されています。さらに、月々2,750円のプラスで、カーナビ/バックカメラ/ETC車載器の追加も可能です。

    マイナーチェンジにより安全装備が大幅に充実し、さらに今後人気が上昇しそうな新型ハスラーに、できるだけお得に乗りたいという方は、是非リースナブルの利用を検討してみて下さい。