いつかはクラウンというキャッチコピーで有名なクラウン。1955年に観音クラウンの初代が発売され、その後は鬼クラウンやゼロクラウンなどの愛称を持つクラウンが登場しています。
2022年にフルモデルチェンジによって16代目が発売されています。先代の王冠をイメージしたグリルとは一新した、シンプルなフロントになったモデルです。この記事で、クラウンスポーツのグレードやおすすめの人などを紹介します。
目次
クラウンスポーツの基本情報

(引用:トヨタ公式HP)
クラウンスポーツは、ハッチバック型のクロスオーバーSUVです。16代目のクラウンの中の1つのボディタイプです。クラウンの中の初のSUVとなります。ハイブリッドとプラグインハイブリッドのモデルがあります。
21インチタイヤを標準装備

(引用:トヨタ公式HP)
標準で21インチという大きなタイヤを装備し、フロントからルーフ、リアにかけて全体的に流れるデザインです。フロントは大きなグリルにハンマーヘッドの細長いライトで、ハンマーヘッドのライトの真ん中の上にクラウンの王冠のエンブレムを設置。16代目はシンプルながらも特徴的なデザインの見た目です。
室内のコクピットに設置された12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイは、好みに応じて4つのテイストから選べます。運転席のフロントガラス部分にスピードや標識を表示するカラーヘッドアップディスプレイによって、運転しながらスムーズに必要な情報を得られます。シフト操作は、電動で制御するエレクトロシフトマチックを採用し、スムーズなシフト操作を可能としています。デジタルインナーミラーには、後方を映せます。
397Lのラゲッジスペース

(引用:トヨタ公式HP)
ラゲッジスペースは、397Lを確保。十分なスペースがあり、ゴルフバックを1個収納可能です。また、シートアレンジでリアシートを倒すと、4個まで収納できます。ラゲッジスペースの下には、デッキアンダートレイを設置。スペアタイヤやパンク応急処置キットなどを置いておけます。
4WDのE-Four

(引用:トヨタ公式HP)
電動駆動方式のE-Fourは、モーターとエンジンの組み合わせで、滑りやすい路面や悪路でも確実に地面を捉えて走ります。大きなタイヤによって、室内は随所に遮音材や吸音材を配置し、静かな空間を実現しました。
駐車支援システムのトヨタチームメイトでスムーズな駐車をサポート、そして、先進予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスを装備。衝突軽減回避ブレーキや車線逸脱防止、先行車追従機能などによって、安全な運転をサポートします。
クラウンスポーツのグレード
クラウンスポーツは、G・Z・RSの3つのグレードが用意されています。グレードごとのスペックは以下のとおりです。
| グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 車両重量(目安) | 燃費(WLTCモード) |
|---|---|---|---|---|
| G(ハイブリッド) | E-Four(フルタイム4WD) | 5人 | 1,800kg | 21.3km/L |
| Z(ハイブリッド) | E-Four(フルタイム4WD) | 5人 | 1,810kg | 21.3km/L |
| RS(プラグインハイブリッド) | E-Four(フルタイム4WD) | 5人 | 2,030kg | 20.3km/L |
GとZがハイブリッド、RSがプラグインハイブリッドです。GとZのどちらのグレードも21.3km/Lの燃費であり、RSは燃費が20.3km/Lと少し落ちます。
クラウンスポーツの車体サイズ
車体サイズは、以下のようになります。
- ・ 全長:4,720mm
- ・ 全幅:1,880mm
- ・ 全高:1,565mm(1,570mm)
プラグインハイブリッドのRSのみ全高が1,570mmです。全長と全幅は、どのグレードでも同じです。
クラウンスポーツの車両価格
車体価格は以下のようになっています。
| グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 定員 | 車両本体価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| G | ハイブリッド | E-Four | 5人 | 5,200,000円 |
| Z | ハイブリッド | E-Four | 5人 | 5,900,000円 |
| RS | プラグインハイブリッド | E-Four | 5人 | 7,650,000円 |
GとZの価格差は70万円、ZとRSの価格差は175万円です。プラグインハイブリッドモデルになると、一気に車両価格が上がります。
これは、オプションをつけない場合の価格です。オプションを付けるときは、付帯したオプション内容によって、車両価格が違います。純正オプションとしてはデザインを変えるオプションが多く、リモートスタートやスマートキーなどもあります。
クラウンスポーツのグレードごとの違い
ベーシックグレードとなるのがGグレードであり、より装備を豪華にしたのがZグレード、そしてプラグインハイブリッドとしての装備もあり、最上級グレードとなるのがRSグレードです。すべてのグレードでの共通装備は以下のとおりです。
- ・ 21インチアルミホイール
- ・ ホイールアーチモールディング(ピアノブラック)
- ・ ロッカー&ドア下モールディング(ピアノブラック)
- ・ リヤバンパー(材着ピアノブラック)
- ・ Bi-Beam LEDヘッドランプ
- ・ LEDリヤフォグランプ
- ・ 電動格納式リモコンドアミラー
- ・ 12.3インチディスプレイオーディオ
- ・ バックカメラ洗浄機能
- ・ エレクトロシフトマチック
- ・ 電動ランバーサポート(運転席)
- ・ フロントスーパーUVカット&IRカット&撥水機能付ガラス
- ・ リアUVカットガラス
- ・ エアバッグ
- ・ パワーイージーアクセスシステム(運転席)
- ・ 盗難防止システム
ベーシックグレードのGグレード

(引用:トヨタ公式HP)
クラウンスポーツの基本グレードとなるGグレードには、以下の装備が備わっています。
- ・ ホイール(グロスブラック塗装)
- ・ 本革巻き3本スポークステアリングホイール
- ・ ステアリング(ウォームメタル加飾)
- ・ 本革シフトノブ
- ・ 上級ファブリック& 合成皮革シート
- ・ 左右独立温度コントロール フルオートエアコン
- ・ おくだけ充電
- ・ 6スピーカーディスプレイオーディオ
洗練された見た目のデザインで、高級感ある内装のクラウンスポーツですが、Gグレードで装備されるのは基本的な装備のみです。加飾も最低限となっています。
装備を充実させたZグレード

(引用:トヨタ公式HP)
ZグレードはGグレードと同じハイブリッドモデルですが、装備や安全機能が充実しています。以下がZグレードの主な装備です。
- ・ ホイール(グロスブラック塗装)
- ・ 本革巻き3本スポークステアリングホイール(ステアリングヒーター・タッチセンサー付)
- ・ ステアリング(ウォームメタル加飾)
- ・ 本革シフトノブ
- ・ トヨタチームメイト
- ・ ドライバーモニターカメラ
- ・ 本革シート
- ・ 前席シートヒーター(3段階温度設定)
- ・ 前席シートベンチレーション
- ・ トヨタプレミアムサウンドシステム (10スピーカー/8chオーディオアンプ)
Zグレードになると、ステアリングにステアリングヒーター・タッチセンサーが追加され、シートが本革になります。また、トヨタチームメイトの駐車支援機能が装備され、全席のシートはヒーターが備わります。
最上級グレードとなるRSグレード

(引用:トヨタ公式HP)
RSグレードのみプラグインハイブリッドであり、その専用装備が備わっています。また、Zグレードよりも装備を豪華にしています。主に備わっているのが以下の装備です。
- ・ 7m充電ケーブル&充電ケーブルバッグ
- ・ 電源プラグコード
- ・ 充電ポート
- ・ ドアロック連動リッド&コネクターロックシステム
- ・ 充電インレット
- ・ 充電タイマースイッチ
- ・ ホイール(マットブラック塗装)
- ・ トヨタチームメイト
- ・ ドライバーモニターカメラ
- ・ ディンプル加工本革巻き3本スポークステアリングホイール(ステアリングヒーター・タッチセンサー付)
- ・ ステアリング(ブラック加飾)
- ・ スポーツレザーシート
- ・ 前席シートヒーター(3段階温度設定)
- ・ 前席シートベンチレーション
- ・ 後席左右シートヒーター
- ・ 専用20インチ対向6ピストンアルミキャリパー
- ・ トヨタプレミアムサウンドシステム (10スピーカー/8chオーディオアンプ)
RSグレードになると、充電関係の装備が追加されます。ステアリングの加飾やシートの素材が変わり、前席に加えて後席のヒーターも備わります。
充電ケーブルは、自宅のコンセントとつなぐだけで充電が可能です。オプションで15mの長さにもできます。コンビニやスーパー、サービスエリアなどに設置の充電スタンドでの急速充電にも対応しています。また、タイマー充電もできます。
プラグインハイブリッドのパワーを制御するため、専用のブレーキキャリパーを装備します。キャリパーは赤色で塗装されています。
装備ではないですが、RSグレードは電気のみのEV走行が可能で、1回の充電で90km走れます。
クラウンスポーツの特徴的な装備
クラウンスポーツに備わっている特徴的な装備を紹介します。
12.3インチディスプレイオーディオ

(引用:トヨタ公式HP)
12.3インチという大きなディスプレイのインフォメーションシステムです。
最新の地図情報を取得して表示したり、音声での目的地検索などを行えます。ラジオを流すことも、BluetoothやUSBでスマホと接続することもできます。エアコン・シートヒーター・ステアリングヒーターの設定や、ドアロック、照明、ADAS補助設定という各種設定が可能です。さらにコネクティッドシステムで、リモートでのエアコン操作やドアロックができ、ヘルプネットで緊急時にサポートのオペレーションとつなぐことができます。
大画面で見やすく、リアルタイムでの交通情報を表示できます。音声で操作できるので、運転での負担を軽減します。目的地を探す以外に、窓を開閉するようなことも音声操作で可能です。また、ディスプレイオーディオのPlusになると、車内でWeb閲覧ができます。
235/45R21タイヤ&21×8.5Jアルミホイール

(引用:トヨタ公式HP)
21インチでリム幅が8.5インチのホイールです。大径ホイールと低扁平タイヤによって、見た目に迫力があり、スポーティーなイメージを与えます。タイヤ側面が薄めであるため、ハンドリング性能が向上し、コーナリングが安定し、車と一体になったような運転を可能とします。
21インチよりも小さいサイズのホイールを装着する車は多いですが、クラウンスポーツは21インチのホイールを装備するとして、最初から設計がされています。サスペンションやブレーキがこの大きさのホイールやタイヤでも性能を十分に発揮可能です。
ただし、21インチと大きなホイールであるため、タイヤやホイール交換での費用が高くなる点は考慮したほうが良いでしょう。
パワーイージーアクセスシステム(運転席)

(引用:トヨタ公式HP)
運転席への乗り降りを容易にするためのシステムです。ハンドルと運転席が連動して自動的に動き、乗り降りしやすい位置に移動します。運転席は自動的に後方にスライドするので、スペースが広がり乗り降りしやすいです。さらに、シートの位置をいくつかのパターンで記憶でき、記憶した位置にシートポジションを呼び出すことも可能です。
クラウンスポーツはSUVであり、車高が高いですが、乗り降りしやすいイメージを、パワーイージーアクセスシステムで軽減します。乗るときは運転席に足を入れたりシートに腰を下ろしたりしやすく、降りるときは腰を動かし足を地面まで持っていきやすいです。シートポジションの記憶機能で、複数人でクラウンスポーツを使う場合でも、それぞれの人が使いやすい位置にできます。
ライフスタイル別のおすすめのグレード
クラウンスポーツは、G・Z・RSの3種類のグレードがあり、グレードごとに価格や装備が違います。ライフスタイル別にどのグレードがおすすめか紹介します。
Gグレードは日常で使う人やコスト重視の人におすすめ
上位グレードに比べて装備はシンプルですが、クロスオーバーSUVとしてのデザインや走りを備えており、クラウンスポーツの魅力を思う存分体験できます。通勤通学・街乗り・買い物などが中心で、無理せずクロスオーバーSUVに乗りたい人におすすめです。
ハイブリッドで燃費が高めで、ラゲッジスペースは十分な広さがあります。日常の中で使うのに対応したスペックを備えるグレードです。
Zグレードは装備や性能のバランスを求める人におすすめ
最上級グレードほどじゃないけど、ある程度の装備があったほうが良いという人におすすめのグレードです。また、見た目も少し良いほうがいいという人にも適しています。Zグレードになると、前席のシートヒーターや、駐車支援システムのトヨタチームメイトなどが損割っており便利です。このような装備があったほうがいいという人は、Zグレードを選ぶと良いでしょう。
RSグレードはEV走行の燃費や装備・デザインを重視する人におすすめ
最上級のRSグレードは、豪華な装備やデザインが施されており、そのような装備やデザイン重視の人に適しています。ホイールやステアリングがブラック加飾で、クラウンスポーツの中でもスタイリッシュな見た目です。
EV走行での電気のみでの走行ができ、1回の充電で90kmまで走行できます。日常生活の中で走行する距離としては十分です。そのため、ガソリン代を浮かせたい人にもおすすめです。ちなみに、1日90kmを365日毎日走るとして、ガソリンで走る場合と電気で走る場合はガソリンや電気の価格にもよりますが、電気代のほうが安いです。
また、ガソリンを使っても走れるので、バッテリー残量を気にせず長い距離でも走りたい人にも良いグレードと言えます。
まとめ

(引用:トヨタ公式HP)
クラウンスポーツは、G・Z・RSの3つのグレードが用意されており、それぞれのグレードで装備が違います。ベーシックグレードがG、その上位グレードがZ、最上級グレードがRSです。RSのみプラグインハイブリッドとなっています。
どのグレードも5人乗りで、E-Fourの4WDです。GとZの燃費が同じで、RSだけ若干燃費が落ちます。また、車両価格はGとZが500万円台、RSが700万円台となります。どのような目的で使うか、そして備わっている装備で十分かなどによって、どのグレードにするか決めることになるでしょう。
上級グレード「Z」・「RS」も月々定額で。クラウンスポーツのご案内
先進の運転支援が充実した最上級グレード「RS」か、豪華装備の「Z」か。この記事で、あなたに合うクラウンスポーツのグレードが見えてきたかと思います。
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