優れた走行性能によって、今や日本のみならず、海外でも有名なジムニー。1970年に初代が発売されたロングセラーモデルです。2018年にフルモデルチェンジされ、4代目が発売されました。
3代目と同じくさまざまな環境に耐えうるラダーフレームを採用。各グレードで4WDの5MTと4ATが用意されました。この記事で、ジムニーのグレードごとの特徴、おすすめのグレードなどを紹介します。
目次
ジムニーの基本情報

(引用:スズキ公式HP)
ジムニーは軽自動車に分類されますが、高い走行性能が特徴的です。駆動方式はパートタイム4WDです。普段は2WDで走行しますが、必要なときに手動で4WDに変更できます。車体はラダーフレームになっており、そのフレームに車体を配置。フレームにX型のバーを設置し、剛性を高めました。
3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用しており、一般的な独立懸架式サスペンションよりも複雑な地形にも対応できます。過酷な山道を走行するときにも、大いに性能を発揮してくれます。
角張った見た目のデザインに、特徴的なグリルを備えており、オフロード車としてふさわしいダイナミックなデザインになっています。車内のシートはシートとフレームを最適化して、快適な乗り心地を実現しました。
軽自動車ながらもラゲッジスペースを確保しています。シートアレンジが可能となっており、リアシートを倒すとラゲッジスペースの容量を352Lの拡大し、多くの荷物が積み込むことが可能です。
一部グレードはモノトーンカラーの他に、ツートンカラーのボディカラーを選択できます。
ジムニーのグレード
4代目のグレードは、XG・XL・XCの3つです。どのグレードもガソリンモデルのみであり、4WDの5MTと4ATがあります。グレードごとのスペックは以下のとおりです。
| グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 車両重量(目安) | 燃費(WLTCモード) |
|---|---|---|---|---|
| XG(5MT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,060 kg | 16.6 km/L |
| XG(4AT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,070 kg | 14.3 km/L |
| XL(5MT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,060 kg | 16.6 km/L |
| XL(4AT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,070 kg | 14.3 km/L |
| XC(5MT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,060 kg | 16.6 km/L |
| XC(4AT) | パートタイム4WD | 4名 | 1,070 kg | 14.3 km/L |
このようになっており、XGがベーシックグレードです。すべてのグレードで、5MTまたは4ATでスペックは同じになっています。
ジムニーの車体サイズ
車体サイズは、以下のようになります。
- ・ 全長:3,395mm
- ・ 全幅:1,475mm
- ・ 全高:1,725mm
どのグレードでも、サイズは変わりありません。他の軽自動車と比べると、全長と全幅はほぼ同じであり、全高が300mmほど高いです。それだけ車体が高くなっており、オフロード性能アップに貢献しています。
ジムニーの車体価格
車体価格は以下のようになっています。
| グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 定員 | 車両本体価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| XG(5MT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 1,918,400円 |
| XG(4AT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 1,918,400円 |
| XL(5MT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 2,046,000円 |
| XL(4AT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 2,046,000円 |
| XC(5MT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 2,160,400円 |
| XC(4AT) | ガソリン | パートタイム4WD | 4名 | 2,160,400円 |
車両価格は200万円前後です。一番安いモデルと高いモデルでは、20万円ほどしか違いがありません。
これは、オプションをつけない場合の価格です。オプションを付けるときは、付帯したオプション内容によって、車両価格が違います。
オプションアイテムはいくつも用意されていますが、オプションそれぞれをまとめたパッケージもあります。クラギースタイルと、ブラックヘリテージスタイルです。また、モールやガーニッシュ、ルーフ、タイヤカバーなどと、好みに応じてひとつ1つオプションをつけることもできます。
ジムニーのグレードごとの違い
ジムニーは、グレードが上がるごとに、装備や質感がアップする傾向にあります。どのグレードにもスズキセーフティサポートの安全装備、エアバッグ、パワーウィンドウ、UVカットガラス、ラジアルタイヤ、ファブリックシート、トレーやドリンクホルダー・ポケットなどの収納が備わっています。
エントリーグレードのXG

(引用:スズキ公式HP)
ジムニーの中で、一番下のグレードです。車両本体価格を抑えている代わりに、装備を最小限にしています。主に以下の装備が備わっています。
- ・ パワーウィンドウ
- ・ マニュアルエアコン
- ・ 16インチスチールホイール
- ・ ウレタンステアリングホイール
- ・ センターコンソールトレー
- ・ ハロゲンヘッドランプ
ホイールはスチール、ヘッドライトはハロゲン、ステアリングはウレタンです。UVカットガラスは前面のみです。ファブリックシートには撥水性能はありません。
装備を充実させたグレードのXL

(引用:スズキ公式HP)
XGグレードよりも装備が充実しています。主に備わっている装備は以下のとおりです。XLグレードになると、主に以下の装備が追加されます。
- ・ ハロゲンフォグランプ
- ・ ヒーテッドドアミラー
- ・ フルオートエアコン
- ・ キーレスプッシュスタートシステム
- ・ スモークガラス
- ・ カラードアハンドル
- ・ カラードアミラー
- ・ 電動格納式リモコンドアミラー
- ・ シフトノブ加飾
- ・ リアシートヘッドレスト
- ・ ラゲッジボックス
- ・ 防水ラゲッジフロア
スチールホイール・ハロゲンヘッドライト・ウレタンステアリングホイールと、この点はXGグレードと変わりありません。ファブリックシートが撥水性能になります。XLになると、エアコンがフルオートです。UVカットガラスが全面のガラスに装備されます。
そして、ラゲッジボックスが追加され、ラゲッジフロアは防水加工となります。
最上級グレードのXC

(引用:スズキ公式HP)
XCが最上級グレードであり、3つのグレードの中で一番車両本体価格が高いです。その分装備も充実しています。XLグレードの装備に、さらに装備を追加しています。XCグレードだけには、以下の装備が追加されました。
- ・ LEDヘッドランプ
- ・ ヘッドランプウォッシャー
- ・ LEDサイドターンランプ付きドアミラー
- ・ 16インチアルミホイール
- ・ 本革ステアリングホイール
- ・ ブロンズメタリックエアコンサイドルーバーリング
- ・ サテンメッキ調エアコンセンタールーバー
- ・ メッキインサイドドアハンドル
- ・ メッキパーキングブレーキボタン
ヘッドライトがLED、ステアリングホイールが本革巻き、ホイールがアルミと、他のグレードとは差別化されており、どこが違うのかわかりやすいです。より見た目に高級感を増したグレードです。
ライフスタイル別のおすすめのグレード
ジムニーのそれぞれのグレードを比較すると、以下のようになります。
XG:走行性能は他グレードと共通。最低限の装備でシンプルでありコスパ重視
XL:快適装備が充実して、見た目・使い勝手のバランスが良い。撥水シート、電動格納ミラー、フルオートエアコンなど便利な装備が充実
XC:LEDヘッドライト、アルミホイール、クルーズコントロール、内外装の質感が高い。
このようになっています。それぞれのグレードで違うのは、装備以外には車両本体価格です。乗車人数や燃費は、グレードごとの駆動方式で変わりありません。
これらをまとめると、それぞれのグレードは、以下のような目的の人におすすめです。
- ・ XG : コストパフォーマンスを重視し、街乗りや週末のアウトドア中心の人
- ・ XL : バランス重視で遠出をする機会も多い人
- ・ XC : 見た目を重視する人
XCはLEDヘッドライトであるため、ヘッドライトを変更しないという場合は、XGやXLよりも夜間や山間での走行に適しています。
まとめ

(引用:スズキ公式HP)
高い走行性能で有名なジムニーは、4代目では3つのグレードが用意されました。基本装備で価格を抑えたXG、装備を充実させたXL、より見た目を高めた装備にしたXCの3つです。
グレードごとに5MTと4ATがありますが、グレードの違いによる燃費性能に違いはありません。また、どのグレードも4WDであり、ガソリン駆動です。車両価格と装備内容を見て、どのグレードにするか決めることとなるでしょう。
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装備が充実した最上級グレード「XC」か、バランスの取れた「XL」か。この記事で、あなたに合うジムニーのグレードが見えてきたのではないでしょうか。
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