ホンダのトールワゴン型の軽自動車であるN-BOX。発売から人気のあるロングセラーモデルです。広い車内空間高い安全性能などが魅力です。2023年にフルモデルチェンジして、3代目となりました。

3代目でもすべてのグレードがガソリンモデルです。この記事で、N-BOXのグレードごとの特徴、おすすめのグレード、グレード選びのポイントなどを紹介します。

N-BOXの基本情報

(引用:ホンダ公式HP)

2011年に初代が発売されており、当初からスーパーハイトワゴンとして、広い車内空間が話題でした。軽自動車ながらも、大人4人でもゆったりと乗れるのが大きな特徴です。シンプルな見た目のフロントは、初代から3代目まで変わっていません。

高い燃費性能を持っている車であり、2WDではどのグレードでも20.0km/L以上の燃費を確保しています。ガソリンモデルのみですが、燃費が高い車です。ターボモデルも用意されており、エンジンパワーを求めるユーザーに適しているモデルです。

前後に8つのソナーセンサーを配置。これによって安全性能がより進化しました。近距離に対応した衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能などによって、安全な運転をサポートしてくれます。

先代と同じく、モノトーンカラーの他にツートンカラーのボディカラーも用意。ツートンカラーは天井の色が違っており、スタイリッシュです。

N-BOXのグレード

3代目のN-BOXのグレードは以下のとおりです。

  • ノーマル
  • JOY
  • カスタム

ベーシックグレードがノーマル、JOYがアウトドアテイストのデザインや装備を取り入れたグレード、カスタムがエアロパーツやスタイリッシュな内装を取り入れた洗練されたデザインのグレードです。グレードごとのスペックは以下のとおりです。

タイプ 駆動方式 乗車定員 車両重量(目安) 燃費(WLTC)
N-BOX FF / 4WD 4名 910~980kg 21.6 km/L(FF)
19.4 km/L(4WD)
N-BOX JOY FF / 4WD 4名 920~980 kg 21.3 km/L(FF)
19.3 km/L(4WD)
N-BOX CUSTOM FF / 4WD 4名 920~980 kg 21.5 km/L(FF)
19.4 km/L(4WD)

グレードによっては、スロープのついている「スロープ」、内外装やパーツの色を統一したモデルも用意されています。また、よりエンジン性能を高めている「ターボ」も選択可能です。

N-BOXの車体サイズ

車体サイズは、以下のようになります。

  • 全長:3,395mm
  • 全幅:1,475mm
  • 全高:1,790mm(1,815mm)

全高はFF(2WD)モデルで1790mm、4WDモデルで1,815mmとなっており、25mmの違いがあります。全長と全幅はどのグレードでも同じサイズです。

N-BOXの車両価格

グレード 駆動方式 価格(税込)
N-BOX FF 1,739,100円
4WD 1,872,200円
N-BOX ファッションスタイル(モノトーン) FF 1,838,100円
4WD 1,971,200円
N-BOX ファッションスタイル(2トーン) FF 1,898,600円
4WD 2,031,700円
N-BOX CUSTOM FF 1,923,900円
4WD 2,057,000円
CUSTOM コーディネートスタイル(モノトーン) FF 2,169,200円
4WD 2,302,300円
CUSTOM コーディネートスタイル(2トーン) FF 2,229,700円
4WD 2,362,800円
CUSTOM ターボ FF 2,129,600円
4WD 2,262,700円
CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(モノトーン) FF 2,281,400円
4WD 2,414,500円
CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(2トーン) FF 2,341,900円
4WD 2,475,000 円
N-BOX JOY FF 1,844,700円
4WD 1,977,800円
JOY(2トーン) FF 1,927,200円
4WD 2,060,300円
JOY ターボ FF 2,044,900円
4WD 2,178,000円
JOY ターボ(2トーン) FF 2,127,400円
4WD 2,260,500円

N-BOXのグレードごとの違い

N-BOXはベーシックグレード、そしてJOYとCUSTOMのグレードが用意されています。装備や外観のデザインがことなるのがJOYとCUSTOMです。

必要装備のみで価格を抑えたN-BOXのベーシックグレード

(引用:ホンダ公式HP)

用意されているグレードの中で、一番価格が安いグレードです。FFの方が安くなります。価格を抑えており、必要装備のみが備わっています。ベーシックグレードの主な装備は以下のとおりです。

  • 14インチスチールホイール
  • 運転席&助手席用 i-SRS エアバッグシステム
  • サイドカーテンエアバッグ(前席・後席)
  • VSA+EBD
  • ヒルスタートアシスト
  • 頚部衝撃緩和フロントシート
  • フルオート・エアコンディショナー
  • 7インチ TFT 液晶メーター
  • マルチインフォメーションディスプレイ
  • Hondaスマートキーシステム
  • パワーウィンドウ(運転席・助手席・リア席)
  • 電子制御パーキングブレーキ
  • オートブレーキホールド

必要最低限の装備のみで良いという人におすすめのグレードです。これは、他のグレードへも装備される共通装備ともなります。

アウトドアテイストのN-BOX JOY

(引用:ホンダ公式HP)

外観や内装をアウトドアテイストにしたのが、JOYグレードです。JOY専用の装備としては、以下のようなものがあります。

  • JOY 専用のインテリアパネル
  • JOY 専用内装デザインのアクセント
  • JOY 向けの外観アクセント(エクステリアのデザイン強化)
  • リアの収納性やインテリアの質感向上
  • JOY に対応したナビ装着用スペシャルパッケージ

アウトドアテイストで、SUV風の見た目です。そんなよりダイナミックなデザインを求める人におすすめのグレードです。

スタイリッシュなN-BOX CUSTOM

(引用:ホンダ公式HP)

先代でも用意されていたグレードであり、人気があります。スポーティーでスタイリッシュな見た目となっており、快適装備や高級な内装などが備わります。以下がCUSTOM専用の装備です。

  • 14インチ / 15インチアルミホイール
  • LEDフォグライト
  • 運転席・助手席のシートヒーター(4WDモデルではリア席ヒーターも装備される)
  • 運転席ハイトアジャスター
  • マルチビューカメラシステム(一部モデル)
  • アクセント加飾の強化(クロームやシルバーのガーニッシュなど)
  • 質感の高いシート素材や内装フィニッシュ(プライムスムースやコンビネーションシートなど)

CUSTOMになると、ホイールがアルミになります。大きな特徴として、フロントグリルのデザインがダイナミックであり、引き締まってかっこいいデザインとなっています。よりスタイリッシュなデザインや高級感ある内装を求める人におすすめのグレードです。

N-BOXのグレードの選び方

(引用:ホンダ公式HP)

最初にガソリンモデルかハイブリッドモデルかどちらが良いか考えます。そして、エンジンパワーを求めるときは、ターボエンジンを選びます。さらに、価格や装備を考慮してどのグレードにするか決めましょう。

価格と装備のバランスで選ぶ

グレードごとに価格や装備が違うので、この2つを考慮していきます。

N-BOX(ベーシックモデル)
必要十分な安全装備(Honda SENSINGなど)はすべて標準搭載されています。シンプルで実用的であり、価格を抑えたい人におすすめです。子育て世帯やセカンドカーとして使う人に向いています。

N-BOX JOY(快適性重視)
ベーシックグレードの装備に加えて、内外装の質感や快適装備が強化されています。家族での遠出や日常での使用を快適にしたい人におすすめです。ベーシックグレードだと少し物足りないけど、CUSTOMほど派手でなくて良いという人向けです。

N-BOX CUSTOM(高級感・デザイン重視)
外観がスタイリッシュで、内装も高級感があり、シート素材や加飾も上質です。車を見せたい、“快適に乗りたい人に人気があります。見た目を重視して、CUSTOMを選ぶのも良いでしょう。

まとめ

(引用:ホンダ公式HP)

N-BOXは室内が広く、快適に使える車です。駆動方式としてはFFと4WD、駆動システムとしてはガソリンとハイブリッドがあり。ターボエンジンも用意されています。エンジンパワーを求めるときは4WDのターボ、燃費を求めるときはハイブリッドが適しています。

ノーマルグレードの他に、JOYとCUSTOMのグレードがあります。どのような装備が必要か、予算はいくらかということを考慮してグレードを選ぶと良いでしょう。

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