トヨタ ヴェルファイアは高級大型ミニバンとして高い人気をもつ車です。高級車として、またはファミリーカーとしての魅力が高く、子育て世代からシニア世代まで幅広い世代に受け入れられています。

ヴェルファイアは同じトヨタの大型ミニバン「アルファード」と兄弟車になっており、多くのコンポーネントを共用化しながらフロントマスクやリアのデザインに違いがあります。ヴェルファイアは力強く精悍なフロントマスクが大きな魅力になっており、圧倒的な存在感を発揮。またメッキを多用したデザインは質感が高く、高級ミニバンとしての上質感も併せ持ちます。

ヴェルファイアは現行モデルが「40型」と呼ばれる3代目で、2023年にフルモデルチェンジを行い一新されました。その際にパワーユニットやグレードが整理されましたので、この記事でまとめてご紹介します。ヴェルファイアをご要望の方はぜひ参考にしてください。

パワーユニットとグレードによる4タイプ

(引用:トヨタ公式HP)

現行のヴェルファイアには大きく分けて4タイプのグレードが用意されており、パワーユニットとグレードによる仕様違いがあります。

以下にヴェルファイアの全4タイプをまとめてみました

乗員数 パワーユニット グレード メーカー希望小売価格
6人乗り プラグインハイブリッド車
2.5L 直4エンジン+プラグインハイブリッドシステム
Executive Lounge 10,850,000 円
7人乗り ハイブリッド車
2.5L 直4エンジン+ハイブリッドシステム
Executive Lounge 8,800,000円 ~ 9,020,000円
Z Premier 7,050,000円 ~ 7,270,000円
ターボガソリン車
2.4L 直4ターボエンジン
Z Premier 6,700,000円 ~ 6,898,000円

ヴェルファイアには6人乗りモデルと7人乗りモデルがあり、シートレイアウトはどちらも3列シートです。7人乗りモデルでは3列目が3人座りのベンチシートなのに対し、6人乗りモデルでは2人掛けの大型シートになっています。なおアルファードには8人乗りモデルもありますが、ヴェルファイアには現時点で存在しません。

またパワーユニットが3種類存在し、2種類のグレードと組み合わせたラインナップになっています。最上級グレードのプラグインハイブリッド車は2025年に追加設定された最新モデルであり、最高級車らしく1,000万円超えの価格設定となります。

なお気になる安全装備は多くの機能が標準装備となっており、安全機能を統合した「Toyota Safety Sense」は全グレードに装備されます。ブレーキアシストシステムも全車に装備されますが、最上級のプラグインハイブリッドモデルには滑らかで質感の高いブレーキを実現する「スムーズストップ+ブレーキ車両姿勢制御」が追加されています。その他室内のオーディオシステムやPTCヒーターの装備もグレードごとに違いがあります。

ではヴェルファイアのグレードとパワーユニットの特徴を詳しくご紹介しましょう。

グレードはベーシックな「Z Premier」と最上級の「Executive Lounge」

ヴェルファイアのグレードは2種類とシンプルな構成で、上級グレードとベーシックグレードに分かれています。ですがベーシックグレードといっても十分豪華な仕様で、「Executive Lounge」がより上を行く最上級仕様という位置づけです。

Z Premier

(引用:トヨタ公式HP)

Z Premierはベーシックグレードではありますが、高級車として十分な質感が与えられています。

まずエクステリアデザインではフロントマスクやリアスポイラーなどに黒基調の塗装やメッキが施されています。またホイールも「ブラックスパッタリング塗装」によって黒が強調されており、全体的にシックな雰囲気を持ちます。ヴェルファイアの持つ力強さが前面に現れたグレードです。

インテリアについては高級ミニバンらしい質感の高いパーツが各所に盛り込まれています。本革巻きステアリングや木目調パネルをあしらうことで運転席周りはベーシックグレードとは思えない高級感を持ちます。さらにセカンドシートに左右分割式で高機能の「エグゼクティブパワーシート」を装備。豪華なプレミアムナッパ本革を採用した高級ソファーのようなシートには、電動オットマンと電動リクライニング機能が備わっており、リラックスできるシートに仕上がっています。さらに「快適温熱シート+ベンチレーションシート」も標準装備であり、冬でも夏でも快適です。

その他、JBLプレミアムサウンドシステムやリアシートエンターテイメントシステムをオプションで装着可能なので、Z Premierでも全く不足のない車内空間を実現できるでしょう。

Executive Lounge

(引用:トヨタ公式HP)

Executive Loungeはヴェルファイアの最上級グレードとして快適性と上質さを追求したモデルになっており、最大級の満足感を得られる1台です。

まずExecutive Loungeのエクステリアデザインとして、Z Premierとの差別点としてメッキパーツがあります。フロント、サイド、リアの各所にあしらわれたメッキパーツが高級感を演出しており、質感の高さを感じさせます。ホイールにも輝度の高いシルバースパッタリング塗装や切削光輝加工が施されており、シックなZ Premierとは雰囲気の違うポイントになっています。また室内の加飾パネルにはExecutive Lounge専用の「UZURAMOKU」と呼ばれる木目調パネルが装備され、屋久杉のうずら杢をモチーフにした木目は高級感を演出しています。

Executive Lounge最大の特徴は2列目シートの快適性と機能性の追求にあります。シート表皮はZ Premier同様プレミアムナッパ本革ですが、まず電動オットマンに伸縮機能が備わっており、より足がくつろぐシートになっています。またシートの前後スライドも電動式で480mmものロングスライドが可能で、まるでリムジンのような快適空間を創出。電動オットマンやスライド、チルトの位置をメモリー機能で覚えさせることができますので、快適なポジションにいつでも調整できます。

その他、シートの背もたれや座面を調整するリフレッシュシート機能オットマン&アームレストヒーターがあり、おもてなしは完璧。座席にいながら空調などをタッチパネルで調整するリアマルチオペレーションパネルも備わっており、考えうる限りの快適装備がまとまっています。

3種類のパワーユニットの違いとは

ヴェルファイアには4つのグレードに3種類ものパワーユニットが用意されており、グレードを選ぶ上で重要なポイントになります。それぞれのパワーユニットの特徴をご紹介しましょう。

環境性能の高いプラグインハイブリッド車

ヴェルファイアの最上級グレードにはプラグインハイブリッド車が設定されており、最も環境性能が高い仕様です。

プラグインハイブリッドはEV(電気自動車)の特徴を併せ持つハイブリッド車で、外部から車の駆動用バッテリーを充電可能な点が最大のメリットです。一般的なハイブリッドカーはあくまでエンジンの動力を元に限定的なモーター走行をしますが、プラグインハイブリッドの場合は何十キロもモーターで走行可能なので、電気自動車と同じ使い方ができます。ヴェルファイアの場合は満充電で73km者走行が可能なため、普段使いであれば自宅で充電した電力だけで走行可能。ガソリンを使用することなく走行できるので燃料代を節約でき、CO2排出を最小限に抑えることができます。

また長距離では通常のハイブリッドと同じくエンジン走行も可能で、WLTCモード燃費で16.7km/Lと大型車とは思えない良好な燃費を発揮。ハイブリッドシステムを活かした静粛性が高くスムーズな走行を味わえます。さらにプラグインハイブリッドは全車「E-FOUR」という4WDシステムを搭載していますので、登坂路や悪路走行もしっかり行えます。

バランスのよいハイブリッド車

Executive LoungeとZ Premierにはハイブリッドモデルが用意されており、この2つが中間グレードにあたります。

トヨタといえばハイブリッドの元祖であり、環境性能と効率を追求したハイブリッドシステムは高い完成度を誇ります。低速走行時には静粛性の高いモーター走行、中、高速時には質感の高い2.5Lエンジンで走行しており、ヴェルファイアのボディの防音性能も相まって非常に上質な走りを実現します。エンジン自体はプラグインハイブリッド車と同じですが、エンジン出力やトルクはハイブリッドモデルのほうが高く設定されています。

充電機能こそ持ちませんがその分車重が抑えられており、その結果ハイブリッド走行時の燃費性能はひけをとりません。ハイブリッド車には2WDとE-FOURの2仕様が用意されていますが、2WDではWLTCモード燃費で17.5km/Lとなっており長距離走行には有利。またプラグインハイブリッド車が1,000万円を超える高額モデルなのに対し、ハイブリッドモデルは700万円〜900万円に設定され、性能と価格のバランスがよいグレードとなります。

ヴェルファイア専用のターボガソリンエンジン

Z Premierにのみ設定されている2.4Lターボガソリンエンジンは、兄弟車のアルファードに設定のないヴェルファイア専用エンジンです。

ターボガソリンエンジン車は価格が700万円以下に抑えられているので廉価版グレードと思われるかもしれませんが、実際には走りを楽しむユーザーのための1台です。排気量こそ他仕様より小さいですが、ターボチャージャーの効果で出力、トルクが大幅に向上しています。ハイブリッドモデルが最高出力190馬力、最大トルク24.1kgf・mに対し、ターボガソリンエンジン車は最高出力279馬力、最大トルク43.8kgf・mと非常にパワフル。抜群の加速性能を発揮します。

ヴェルファイアはアルファードとの差別化のために走行性能をもともと高めてあり、ボディ剛性の向上や専用サスペンションチューニングが施されました。これをもっとも活かせるのがこのターボガソリンエンジン車で、力強いフロントマスクに見合った走りを見せてくれます。燃費性能こそハイブリッドには流石におよびませんが、ベースグレードの価格帯でこれほど楽しい車に仕上がっているのは実に魅力的です。

刺激的なカスタム「モデリスタ」

(引用:トヨタ公式HP)

ヴェルファイアにはカスタム仕様であるモデリスタも用意されており、個性的、刺激的な1台に仕上がっています。

ヴェルファイア モデリスタのテーマは「BEAST RAZOR」であり、よりアグレッシブなデザインのエアロパーツとイルミネーションが特徴です。基本のエアロパーツはフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカート&ドレスアップマフラーで構成されており、メッキを多用した豪華なパーツで下回りをドレスアップします。さらに「クールシャインキット」を追加装備可能で、個性的なフードガーニッシュやフェンダーガーニッシュ等により、ヴェルファイアの存在感が高まります。

そしてこのモデリスタの大きな魅力がLEDイルミネーション郡にあり、フロントグリルに装着される「シグネチャーイルミブレード」は大きなブルーのイルミネーションで一際目を引きます。同様のイルミネーションが後部のルーフスポイラーにも装着され、元仕様のシックな印象とは一転、ギラギラした刺激的な車に仕上がっています。

そのほか専用ホイールやインテリアのイルミネーション、各種ユーティリティが用意されており、人とは違う1台をお探しの方にはピッタリの車になっています。

まとめ:高級感あふれる最上級仕様

(引用:トヨタ公式HP)

ヴェルファイアはトヨタ最上級のミニバンとして、質感、走行性能、環境性能など非常に高いレベルでまとまった1台です。特に車内の2列目シートはラグジュアリーカーとしての高級感と機能を備えており、高い満足感を感じさせます。最上級グレードのExecutive Loungeはもちろんのこと、ベースグレードのZ Premierでも十分な高級仕様ですので、最高のミニバンを味わいたい方にはオススメの1台です。

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最上級の質感と、力強い走り。この記事で、新型ヴェルファイアが持つ圧倒的な魅力をご理解いただけたかと思います。
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