ダイハツの大人気軽ハイトワゴン「ムーヴ キャンバス」が2022年7月13日、フルモデルチェンジを実施しました。「ムーヴ キャンバス」は、現在の主流である軽スーパーハイトワゴンよりも少し背の低いハイトワゴンながら、両側スライドドアを持ち、普段の使い勝手に優れているのが大きな特徴で、登場後瞬く間に大人気モデルとなった注目の一台です。

そのレトロ調のデザインが非常に個性的でとてもかわいらしいことから主に女性ドライバーに人気を集めています。

そんな「ムーヴ キャンバス」が約6年ぶりにフルモデルチェンジを実施しました。しかしその見た目は先代とそっくり!いったい何が変わったのでしょう。また、先代「ムーヴ キャンバス」オーナーが買い替えるほどの違いや新たな魅力はあるのでしょうか。チェックしてみましょう。

背が高すぎずそれでいて
両側スライドドア装備で使い勝手抜群

ムーヴ キャンバス
(引用:ダイハツ公式HP)

先代の「ムーヴ キャンバス」は、数ある軽自動車のハイトワゴンの中でも、独自のキャラクターを持った個性的な一台です。

N-BOXやタントなど現在の軽自動車はスーパーハイトワゴンが主流ですが、その中にあって「ムーヴ キャンバス」は独自の魅力をもっています。タントよりも少し背は低く、それでいてベースとなったムーヴよりはちょっと背が高いという絶妙なサイズ感が扱いやすくことから、新たなマーケットを生み出しました。

結果ダイハツ自身がおどろくほどの大ヒットを記録。発売直後には月販目標台数の約4倍も売れたというのですから驚きです。

そんな大ヒットモデルのフルモデルチェンジとなれば当然ですが注目は集まります。そして2022年7月13日、ついに新型の「ムーヴ キャンバス」が登場しました。

その姿が公開されて、驚いたのはそのデザインです。先代と並べてみないと違いが判らないくらいそっくりなものでした。おそらくそれだけ先代の「ムーヴ キャンバス」のデザインが好評だったということなのでしょう。

もちろんディテールを細かく観察すれば明らかに先代とは違っていますし、もちろん中身だって大きく進化しています。ではどういった点が進化しているのか次のパートから細かく見ていきましょう。

デザインとコンセプトの異なる、
「ストライプス」と「セオリー」を新設定

ムーヴ キャンバス「ストライプス」と「セオリー」を新設定
(引用:ダイハツ公式HP)

「ムーヴ キャンバス」の特徴はやはりそのエクステリアのデザインです。フルモデルチェンジでは、そのかわいらしさ満点のデザインはしっかり継承されています。ユーモラスなスマイルフェイスを作り出している楕円形のヘッドライトレンズもほぼ変わっていません。

しかし、プレスラインやティテールが整理され、よりすっきりとしたデザインに進化しています。またヘッドライトユニットの位置が微妙に変更されていて、車体の中心に少し移動しているようです。たったそれだけですが、ちょっと寄り目になったように見えて親しみやすさが増しているように感じられます。

そして新たにデザインとコンセプトの異なる、ふたつのシリーズ「ストライプス」と「セオリー」が設定されています。ストライプスは初代の可愛らしさを継承しながら、すっきりと洗練させたデザインを持っており、ボディカラーはツートーンを採用。もう一つの「セオリー」は上質で落ち着いた世界観を持つ大人のムーヴ キャンバスといったものです。

全体的なフォルムもより丸みを強調させたものとなっていて、それでいてシンプルすぎず艶やかさを感じさせるものになっています。さらに上質感もあって、子供っぽくなっていない。特にモノトーンのボディカラーを採用した新しい「セオリー」は、思いのほかかっこよくこれなら大人の男性にも似合いそうです。

それぞれのボディカラーですが、「ストライプス」は新色の「アプリコットピンクメタリック」と「シトラスイエロークリスタルシャイン」の2色を追加した全8色を設定。明るくフレッシュなカラーや、トレンドを意識した多彩な2トーンカラーを用意しています。

そして「セオリー」には「レザーブルークリスタルシャイン」や「サンドベージュメタリック」、「ファイアークォーツレッドメタリック」といった、落ち着いたトーンのメタリック系カラー全7色が用意されています。

外観のパッと見では先代モデルと新型はとても似ていますが、ディテールをじっくり観察すると明らかにデザインは変わっていることがわかります。

この新しい「ムーヴ キャンバス」なら、かわいらしいだけでなく大人にも似合う上質さも兼ね備えていますので、きっと新たなユーザーを層も獲得できるのではないでしょうか。

センターメーターから
通常のメーターに位置に変更

ムーヴ キャンバスのメーター位置
(引用:ダイハツ公式HP)

インテリアはエクステリア以上にデザインが大きく変更されています。一番の違いは、メーターパネルが、センターメーターから通常のメーター位置に変更されたということでしょう。

センターメーターは前方の視野が広くなる、車内から車外に視線を動かした際に目のピントが楽に切り替えられるといったメリットがありますが、速度表示などを見るためには、横方向の視線移動量が大きくなり通常のメーターよりも見にくいという声もあります。そのため、最近は採用するクルマも減っているので新型「ムーヴ キャンバス」でもその流れに合わせたのでしょう。

水平基調のインパネ周りデザインは、先代のイメージを踏襲していますがメーターが標準的に位置に変わったことで印象が大きく変わっています。先代は少しおもちゃっぽい印象がありましたが、新型では質感が向上し高級とまではいきませんが上質な雰囲気

また、助手席前には先代モデルにはなかった大型のトレーが配置されています。いかにも使い勝手がよさそうな大きさで、これならちょっとした食事なども車内でできるのではないでしょうか。また、この大きなトレーがあることで解放感も感じられます。

さらに、このトレーの中央にはオプションですがスマートフォンのワイヤレス充電ができるQi(チー)の機能を内蔵することが可能です。スマホをここに置くだけで充電可能というのはとても便利ですね。

またユニークな機能としては、室温25℃前後で42℃を2時間キープできる軽自動車初の保温機能付きカップホルダー「ホッとカップホルダー」なども装備(Gターボ、Gに標準装備)されているのも注目点でしょう。

他にも、停車時にメイク直しをしやすいバニティミラーやマスク等の薄型小物が入れられるインパネアッパーボックス。さらに、ボトルガム等の小物の入るインパネロアボックスなど、ちょっとした収納スペースが豊富に用意されているのはさすが女性ユーザーからの支持されてきた「ムーヴキャンバス」といったところでしょうか。

パワフルで低然費な
ターボエンジン搭載車を新設定

ムーヴ キャンバスにパワフルで低然費なターボエンジン搭載車が新設定
(引用:ダイハツ公式HP)

走りのパフォーマンスに関してはどのような違いがあるのでしょう。まず、新型の「ムーヴ キャンバス」は、新たにDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの略。軽自動車と小型車の基本性能をより高い水準に引き上げるためのダイハツの取組みのこと)プラットフォームを使用しています。このことによって基本性能を高め、さらに運転しやすさも進化させています。

「ムーヴ キャンバス」は、初心者や女性ドライバーなど運転をあまり得意としない方からも人気ですが、そういった運転が苦手な方は特に「駐車」や「狭い道」などの運転があまり得意ではない。

そこで、そういったシーンで落ち着いて運転操作ができるよう、適度な操作力とステアリングの戻りをスムーズにしてくれるステアリング制御を採用しています。

さらに、足回りにもチューニングを施して、長距離の運転でも快適な運転が可能なよう、軽快な加速感や、安定感のある乗り心地を実現しています。見た目はあまり変わってないように見えて、こういった走りの面でも着実な進化をしているのです。

パワーユニットは、先代はNAガソリンエンジンのみでしたが、新型では、ターボエンジンも設定されました。NAエンジンのパワーは最高出力38kW(52PS)/6900rpm、トルク60Nm(6.1kgfm)/3600rpmですが、ターボエンジンは最高出力47kW(64PS)/6400rpm、最大トルク100Nm(10.2kgfm)/3600rpmを発生。余裕ある走りを可能としています。

さらにターボエンジンにはベルト駆動にギヤを組み込んだCVTの「D-CVT」と組み合わせているので、パワーと燃費を両立しています。

NAエンジン搭載車のWLTCモード燃費は22.9km/L(FF車。従来モデル比で約10%燃費を向上)。そしてターボエンジン車のWLTCモード燃費は22.4㎞/L。その差はわずか0.5㎞/Lです。ターボ車でも非常に優れた燃費を実現しています。ターボ車でも燃費が良いので、後席にも人を乗せる機会が多いなら動力性能的にも余裕があるターボ車のほうがおすすめです。

高速を使ったドライブが楽になる
アダプティブクルーズコントロールを搭載

ムーヴ キャンバスにアダプティブクルーズコントロール搭載
(引用:ダイハツ公式HP)

さらに、安全性能も進化しています。最新のステレオカメラを搭載することで、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させています。また、検知距離や対応速度も向上して予防安全機能「スマートアシスト」を搭載されており、ブレーキ制御付誤発進抑制機能は万が一の踏み間違い時に急発進を抑制。

上級のGグレード(メーカーオプション)とGターボ(標準装備)には、先代にはなかった、長距離運転や高速走行時の運転をサポートしてくれる「全車速追従機能」のACC(アダプティブクルーズコントロール)が搭載されています。

これは、渋滞のノロノロ運転や停止と発進を繰り返すような場合でもドライバーの負担を軽減してくれまる便利な機能です。長距離走行の多い方は是非ほしい装備ですね。

価格は全体的にわずかにアップ!
最上級グレードは191万円

ムーヴ キャンバス最上級グレードは191万円
(引用:ダイハツ公式HP)

このように、新型「ムーヴ キャンバス」見た目的には先代と新型は非常に似ていますが、その中身は全ての面で大きく進化しているということがわかるでしょう。では価格はどのようになっているのか?

先代の「ムーヴ キャンバス」はNAのみの設定で価格は143万円(FF車 X “SA Ⅲ”)~171万500円(4WD車 G “メイクアッリミテッド SA Ⅲ”)でした。

新型の「ムーヴ キャンバス」では、ターボエンジンが新設定されたので価格は全般的に上がっていますが、149万6,000円(2WD車 X)~191万9,500円(4WD車 Gターボ)となっています。ちなみに新型ムーヴキャンバスではグレード名にSA(スマートアシスト)がついていませんが全グレードに標準装備です。

ターボ車が設定されたことで価格の幅が広がっていることに加え、全体的に価格は上がっていますが、昨今の半導体不足や円安による部品調達価格の上昇を考えれば、これは妥当な金額ではないでしょうか。

ただ、おそらく売れ筋となるであろうNA車のGグレード(2WD)の価格が、先代のGグレードよりも15万4,000円も高くなっているという点は少し気になりますね。

リースナブルなら最新のムーヴキャンバスが
月々6,600円~で乗れる

ムーヴ キャンバスに月々6,600円~で乗れる
(引用:ダイハツ公式HP)

ご紹介したダイハツの最新軽ハイトワゴン「ムーヴ キャンバス」ですがリースナブルでは、お得なリース車両をご用意しています。

リースナブル「ムーヴ キャンバス」:https://leasonable.com/model/movecanbus/

今なら(2022年7月現在)5年プランの最安コースで月々6,600円(税込)×60回(+ボーナス加算12万2,100円)で、定額プランなら月々26,950円(税込)×60回という軽い負担で乗ることが可能です。

さらに3年プランの最安コースでは、月々6,600円(税込)×36回(+ボーナス加算13万5,300円)で、定額プランなら月々29,150円(税込)×36回(ボーナス加算なし)で乗ることが可能です。

「ムーヴ キャンバス」は人気車ですし、新型となる注目度が上がるのは間違いありません。そうなると争奪戦は必至。気になる方は早めに上記URLにアクセスしてみてください。