今や少数派となった軽セダンの代表ともいえる存在が、ダイハツの“ミラ イース”です。ハイルーフ化や高価格化が進む軽自動車の中にあって、今や希少な存在のミラ イース。

そんなミラ イースが2021年、登場から10年となるアニバーサリーイヤーを迎えました。そして、そんなミラ イース10周年を記念して発売された特別仕様車が「ミラ イースL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”」です。

この新たに設定されたミラ イースの特別仕様車、いったい何が特別で、どのような特徴があるのか今回詳しくチェックしてみました。

100万円以下で購入できる
今や希少な軽セダンミラ イース

（引用：ダイハツ公式HP）

ダイハツのミラ イースといえば、今や数少ない軽セダンの代表車。スズキのアルトともに、グレードによっては100万円を切る価格で新車が購入できる、コスパに優れた軽自動車です。いうなればベーシックカーの中のベーシックカーという存在です。

軽自動車と言えば、今はN-BOXやタントなどといった、スーパーハイトワゴンが主流となっています。それらは軽自動車とは思えない広々とした室内や、豪華な装備、そしてゴージャスなスタイリングを持つ高級軽自動車であり、軽自動車市場ではそういったクルマたちが圧倒的な人気を獲得しています。

しかし、そういった軽スーパーハイトワゴンは、今や最上級グレードなら200万円近いプライスタグをつけています。軽自動車と言いながら、もはやベーシックカーとはいえない、いうなれば小さな高級車になりつつあります。

そのため、セカンドカーという扱いから、通勤通学から、買い物、ロングドライブにまでオールマイティー使用する家族のためのファーストカーという扱いになりつつあるようです。

確かに最新の軽スーパーハイトワゴンには、それに応えるだけのポテンシャルもあります。とはいえ、軽自動車にそこまでの性能や広さを求めていないという層も確実にいます。

手ごろな車体価格で、街中を快適に走ることのできる走行性があって、燃費が良い。それでいて、広さはそこまでもとめない。そんな現実的なベーシックカーが欲しいという方も間違いなく多いはず。そして、そんな普通の軽自動車が欲しいという層のニーズにこたえているのが、ダイハツのミラ イースやスズキのアルトなのです。

低燃費と低価格、省資源を追求した
“第３のエコカー“ミラ イース

（引用：ダイハツ公式HP）

現行型のミラ イースは2017年に登場した2代目モデルになります。低燃費と低価格、省資源を追求した「第３のエコカー」として軽自動車の新たなジャンルを切り開いた、ダイハツにとっても非常に重要なモデルです。

なんといっても優れた経済性を実現していることに加えて、先進安全機能の「スマートアシストⅢ」を採用するなど、「安全・安心」までも徹底的に追求した、堅実な作りのベーシックカーであり、多くのユーザーからの支持も集めています。

見た目がちょっと地味なので、街中ではあまり目立っていはいませんが、発売後10年間の累計販売台数は88万台を突破するなど実は隠れたベストセラーカーなのです。

通勤通学のためのセカンドカーとして。また奥様達の買い物の足や初心者の最初のクルマとして。また、営業車などの実用車として様々なニーズ、幅広い年代のユーザーから高い評価を得ているからこそ、それだけ売れているのでしょう。

そんなミラ イースが昨年の2021年、登場から10周年を迎えました。そしてその10周年を記念して発売となった特別仕様車が「ミラ イースL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”」です。この特別仕様車どのような点が特別なのか、次のパートから細かく見ていきましょう。

ベースは先進安全機能「スマートアシストⅢ」を
標準搭載したL“SAⅢ”

（引用：ダイハツ公式HP）

まず、特別仕様車「ミラ イースL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”」のベースとなったグレードですが、こちらはミラ イースのL“SAⅢ”です。L“SAⅢ”は、ビジネス向けのBグレードよりも一つ上級の、パーソナルカー向けのベーシックグレードであるLグレードをベースに、ダイハツの先進安全機能「スマートアシストⅢ」を追加した、コスパに優れたグレードという位置づけです。

このL“SAⅢ”の価格ですが、2WDモデルが95万9,200円で4WDが109万1,200円となっていて、2WDなら100万円を切る価格で購入できる、非常にお買い得なグレードとなっています。そのため経済的な軽自動車が欲しいとい方からは人気の高いグレードとなっています。

特に注目すべきポイントはLグレードにはないスマートアシストⅢが装備されているということでしょう。このスマートアシストⅢは、クルマだけでなく歩行者も認識する衝突回避支援ブレーキ機能をはじめ様々な先進安全技術が搭載されているというもの。

例えば、前方に加え後方にも誤発進抑制制御機能を採用していたり、駐車場などでのペダルの踏み間違いによる誤作動を防ぐ機能も搭載されています。

さらに、対向車のヘッドライトなど、前方からの明るさを検知してヘッドライトのハイとロービームを自動的に切り替えてくれるオートハイビームや、信号待ちで前方のクルマが発進したことを教えてくれる先行車発進お知らせ機能。加えて約60km/h以上の速度で走行中、車線のはみ出しを防ぐ車線逸脱警報機能なども装備しています。

他にもフロント、リアに各2個ずつコーナーセンサーを装備し、縦列駐車時など、ドライバーの死角になりやすい左右前後方向の障害物をブザーとメーター内で表示して教えてくれるといった機能も搭載されています。価格はお手頃ながらこういった一通りの先進安全装備を標準搭載しているという点がL“SAⅢ”グレードの大きな魅力となっています。

車体価格は8800円～16,500円のアップ
しかし追加装備を考えるとお得度高し！

（引用：ダイハツ公式HP）

そして、肝心のL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”ですが、こちらは、このコスパに優れたL“SAⅢ”グレードに、さらに10th アニバーサリーエディションだけの特別な装備を追加したというものです。

価格は2WDが97万5,700円で4WDが110万円。ベースのL“SAⅢ”より2WDは1万6500円、4WDは8,800円とわずかにアップしているだけです。では、その特別装備はどのようなものなのか。

まずは「10TH ANNIVERSARY」と刻印されたリーフ型の10周年記念エンブレムがバックドアに施されています。そして、バックカメラ、16cmリヤスピーカー、GPSアンテナがセットになった純正ナビ装着用アップグレードパックが装着されます。

こちらはベースのL“SAⅢ”ではメーカーオプションの設定となっていて通常のオプション価格は19,800円。つまり、これだけでベース車との価格差以上の価値があるということ。

他には、寒冷地仕様のリバース連動リヤワイパー（2WDのみ。4WDはベース車のL “SA Ⅲ”に元々標準装備）も装着されています。特別装備の内容としては比較的シンプルですが、なかなかお得な内容ではないでしょうか。特にオプションの純正カーナビを装着予定という方は、L “SA Ⅲ”ではなくL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”を狙った方が賢明でしょう。

ベースとなったグレードがL“SAⅢ”で、こちらがエントリーグレード的な位置づけなので、豪華装備とはいきませんが、前述の先進安全装備に、キーレスエントリー。パワードアロックにマニュアルエアコン、セキュリティアラームなど、必要なものはおおよそ揃っています。

このL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”は、価格もとてもリーズナブルですし、装備も十分。日常の移動手段としてなかなか魅力的な特別仕様車と言えるのではないでしょうか。

燃費はリッター25㎞で優れた
省燃費性能も大きな魅力

（引用：ダイハツ公式HP）

ミラ イースのエンジンは全グレード共通でNAの水冷直列3気筒12バルブDOHCを搭載しています。パワーは36kW［49PS］/6,800rpmで、トルクは57N・m［5.8kg・m］/5,200rpm。ターボではなくNAエンジンなのでパワフルとはいきませんが、車重が650～740kgと今どきの軽自動車としては非常に軽量ですし、ATに優秀なCVTを採用（MTは未設定）していることもあって、きびきびと走ってくれ、街中を走る限り不満を感じることはないでしょう。

燃費の方も気になりますがこちらもL “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”含め全グレード同じでWLTCモード燃費は2/5.0km/Lとなっています。2030年度燃費基準を達成しており軽自動車としてはトップクラスの性能を誇っています。

ライバルのアルトには、ハイブリッド（WLTCモード燃費27.7㎞/L）があるので、そちらと比べてしまうと少し燃費は劣りますが、それでも十分に優秀と言っていいでしょう。これだったら燃料費高騰の今、日常の移動手段として大いに活躍してくれるはずです。

ミラ イースの新車にお得に乗りたいなら
リースナブルのカーリース利用がおすすめ

（引用：ダイハツ公式HP）

リースナブルではミラ イースのリース車もご用意しています。もともとコスパに優れたミラ イースですが、リースナブルを利用すればさらに手軽にミラ イースの新車に乗ることが可能です。

ご用意しているグレードは「Lグレード」ですが、こちらの5年プラン最安コースは、現在春のキャンペーン中で総額4万円引きと非常にお得となっています。5年プランのリース料金はこちらになります。

●最安コース
月々6,000円（通常価格の2,000円引き）×60回＋ボーナス加算7万2,600円

●定額コース
月々17,000円（通常価格の2,000円引き）×60回（ボーナス加算なし）

さらに3年プランの場合はこちらです。

●最安コース
月々6,000円（通常価格の2,000円引き）×60回＋ボーナス加算8万9,100円

●定額コース
月々19,500円（通常価格の1,000円引き）×60回（ボーナス加算なし）

ミラ イースの特別仕様車L “SA Ⅲ 10th アニバーサリーエディション”について今回詳しくチェックしてみましたが、その実態は、派手さはないけれど、コスパに優れ、とてもお買い得度の高い、ねらい目の軽セダンだということが分かりました。

そんな、非常にお買い得度の高いミラ イースですが、もし、もっとコスパを重視したい！　というのであれば是非リースナブルのカーリースのご利用がおすすめです。月々6,000円～というお得な金額で新車のミラ イースに乗ることが可能です。是非検討してみてください。