光岡Viewt(ビュート)は、1993年から続く、伝統的なクラシックカースタイルを持つ国産乗用車です。光岡自動車が既存のコンパクトカーをベースに職人の手によって手作りでカスタマイズしたコンプリートカーで、かつての英国車のようなかわいらしいスタイリングが一部から熱狂的に支持されてきました。

そのビュートの新型、4代目モデルの発売が先日発表されました。多くのファンから期待されている新しい4代目ビュートは果たしてどのようなものになるのでしょうか。光岡から発表された情報を詳細に検証してみました。

長年日産マーチをベース車としてきたビュートが
4代目ではトヨタヤリスベース車に変更

光岡Viewt(ビュート)
(引用:光岡公式HP)

光岡自動車の「ビュート(Viewt)」といえば、まるで60年代の英国車、ジャガーマーク2のような上品なデザインのコンパクトセダンとして、一部から熱狂的な支持を受けているクルマです。その歴史は意外に長く2023年1月20日で発売からなんと30周年を迎えるとのことです。

見た目の印象が初代モデルから統一されているので同じものを長く作り続けているなどと誤解されている人もいるかもしれませんが、つい先日まで販売されていたのは3代目ビュートで、ベース車両としては歴代モデルすべて日産のマーチがつかわれてきました。マーチがモデルチェンジするたびにベースモデルも変更されており、見た目も実は結構変更されています。

そんなビュートですが、ベースモデルの日産マーチがカタログ落ちしたことで、今後はどうなるのかなど心配されていたのですが、なんと、先日4代目ビュートの発売が発表され、先行予約もスタートしました。

気になるのはベース車の日産マーチが日本での販売を終了したことです。後継モデルのベース車はどのクルマになったのでしょうか。

日産マーチがラインナップから
なくなったのでヤリスに変更か?

光岡Viewt(ビュート)がトヨタヤリスベース車に
(引用:光岡公式HP)

4代目のビュートはそのクラシックカーのようなスタイリングはそのままに、ベース車を日産マーチからトヨタのヤリスへと変更しました。同じコンパクトハッチバックでありながら、丸っこいかわいらしいスタイルが特徴のマーチに対して、現代的なシャープでスポーティなヤリスへとベース車両が変更となったのです。

長年日産車を使用してきたミツオカビュートが、そのライバルであるトヨタのヤリスへとベース車を変更したのですからこれは驚きです。日産となにか問題でも起きたのか、などと勘ぐってしまいそうですが、そんなことはなく単純に日産マーチがカタログ落ちしてしまったので同じ国産コンパクトカーのトヨタヤリスに変更したということなのでしょう。

ミツオカでは同じくトヨタのRAV4をベースとした「Buddy」というモデルもあるのでトヨタ車を使うのは何も珍しいことではありません。

ちなみに車名も「Viewt」から「Viewt story(ビュート・ストーリー)」へと変更となっています。この4代目ビュートであるビュート・ストーリーですが、2023年2月17日からすでに先行予約の受付を開始しています。さらに「ビュート ストーリー」の専用ウェブサイトを開設されているので気になる方はどのように変わったのかをチェックしてみてください。ちなみに発売は今秋を予定しています。

『Viewt story』(ビュート ストーリー)ウェブサイト:https://www.mitsuoka-motor.com/lineup/viewt

ビュートといえばクラシックカースタイル
気になるデザインはどのように変わったのか

光岡Viewt(ビュート)の気になるデザイン
(引用:光岡公式HP)

ビュートといえばその一番の特徴はスタイリングです。ベース車両がなにかわからないくらいカスタマイズされ、クラシックカーのようなデザインの車が新車の、それも信頼性抜群の国産車として手に入るのですからそこの大きな魅力を感じているという方は少なくないでしょう。

現在発表されている情報や画像で確認してみると、フロントスタイルは丸目ヘッドライトとフォグランプを装備したいかにもクラシックカー的なスタイルとなっています。ジャガーマーク2のような高級感もあります。

クロームメッキが施されたハート形のフロントグリルも非常にオシャレでクラシカル。正面から見てこの車がヤリスベースということはほとんどの方はわからないのではないでしょうか。これぞビュートです。

では後ろはというと、テールランプは丸型になり、クロームメッキバンパーも装備されていますが、ハッチバックスタイルのまま。ヤリスから大きく手が入れられていません。

ビュートといえば3ボックスのセダンスタイルというイメージがありますが、新しい「ビュート ストーリー」はベースの車と同じく普通に5ドアハッチバックとなっています。ハッチバック車にトランクを装着するというのは非常に手間もかかりますし、衝突安全基準などを考えると技術的にも難しいことだとはわかりますがちょっと残念ですね。

インテリアもベース車との違いは少ない
オシャレなカラーが選べるのはうれしいポイント

光岡Viewt(ビュート)はオシャレなカラーが選べる
(引用:光岡公式HP)

インテリアはベースとなったヤリスと大きくは変わっていません。ただこれは先代ビュートも同じでエクステリア以上にカスタマイズがむつかしいインテリアはしょうがないといえるでしょう。しかし、ダッシュボード周りのカラーリングはクラシカルなカラーが選べるようです。

またシートも8色のカラーが選べるレザーシートとなっています。雰囲気はヤリス以上に高級感が感じられて良い感じです。さらに内外装のアレンジをユーザーの好みの組み合わせで選択できる「Myビュート」を新規に用意されています。

新しいビュート・ストーリーの
気になる価格はいくらくらいなのか

新しいビュート・ストーリーの気になる価格
(引用:光岡公式HP)

グレードはベースとなったヤリスが基本となっているので、1Lエンジンを搭載する10DXから、1.5Lエンジンの15DX、ハイブリッドのHYBRID DXなど幅広く設定されています。価格はこちらになります。

●1Lガソリンエンジン
10DX(2WD・CVT) 308万円
10LX(2WD・CVT) 323万4,000円

●1.5Lガソリンエンジン
15DX(2WD・CVT) 323万4,000円
15DX(2WD・6MT) 347万6,000円
15DX(4WD・CVT) 374万円
15LX(2WD・CVT) 396万6,000円
15LX(2WD・6MT) 363万円
15LX(4WD・CVT) 386万1,000円

●ハイブリッド
HYBRID DX(2WD・ECVT) 399万3,000円
HYBRID DX(4WD・ECVT) 420万2,000円
HYBRID LX(2WD・ECVT) 410万3,000円
HYBRID LX(4WD・ECVT) 429万円

クラシックカーのような見た目をしているのにハイブリッドも選べるのが面白いですね。価格的にはおよそベース車のヤリス+150万円といった感じです。高いと思われるかもしれませんが、ボディパネルまでに手作業で手を入れたカスタマイズ車なので決して高いわけではありませせん。

もしヤリスをベースとして、ワンオフで同様のカスタマイズを施せば、この価格よりもはるかに高額となるはずです。この金額で非常に凝ったクラシックカースタイルのクルマが手に入ると考えれば十分お買い得でしょう。

パワーユニットなどに関してはベースのヤリスから変更はありません。1L直列3気筒ガソリンエンジン+CVTの2WD(FF)、1.5L直列3気筒ガソリンエンジン+6MTの2WD(FF)、1.5L直列3気筒ガソリンエンジン+CVTの2WD(FF)と4WD、1.5L直列3気筒ガソリンエンジン+モーター+CVTが搭載されています。見た目はクラシックカーですが中身は最新のトヨタヤリスですので、先進安全装備だってばっちりです。

装備としては、プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシスト[LTA]、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム[AHB]、ロードサインアシスト[RSA]、先行車発進告知機能[TMN]、セカンダリーコリジョンブレーキ[SCB]、車両接近通報装置、バックガイドモニターが標準装備となっています。さらにパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)やブラインドスポットモニター[BSM]、パノラミックビューモニターがオプションで選ぶことが可能です。

本物のクラシックカーを現代の道で走らせるのは、衝突安全基準の問題もあって色々と不安もありますが、「ビュート ストーリー」ならそういった心配はありませんね。

ただいま先行予約受付中!
欲しいと思ったらすぐに予約に走ろう

新しいビュート・ストーリー先行予約受付中
(引用:光岡公式HP)

「ビュート ストーリー」は2023年 2月 17日(金)より全国のミツオカ直営販売店ならびに販売特約店で受付を開始しています。この「ビュート ストーリー」はミツオカディーラーで購入可能な新車ですが、ヤリスをベースに一台一台手作業でカスタマイズするので注文から納車まではどうしても時間がかかってしまいます。

そのため欲しいと思って注文してもすぐに手に入るわけではありません。実際すでに予約は始まっていますが発売は今年の秋以降となっています。他にはないクラシックカースタイルの新型「ビュート ストーリー」がどうしても欲しいと思ったらすぐにでもミツオカの販売店に走ったほうがいいでしょう。

以前発売されたアメリカンSUVスタイルのカスタマイズカー、ミツオカ「Buddy」はあまりにも人気で発売直後から2年待ちとなりました。「ビュート ストーリー」も同じように人気車となる可能性もあるので、もたもたしていると手に入れるのが難しくなる可能性もあります。そのデザインを見て、気になった、という方はとにかく早めに行動することをおすすめします。