国産ミニバンの定番にして頂点ともいえるトヨタのアルファード&ヴェルファイアは、ミニバンファンにとってはいわばゴールともいえる存在です。いまやその人気は海外にまで広がりその中古車が高値で取引されています。

そんな世界で人気のヴェルファイアに2020年5月、特別仕様車ヴェルファイアZ“GOLDEN EYES”が設定されました。もともと高額なヴェルファイアですがこの特別仕様車は充実装備なのに非常にお買い得な価格設定で大変ぶ魅力的なもの。

それにこのGOLDEN EYESは先代、現行モデルとも、過去に何度か設定されており、その度に話題となっていました。そして中古車市場でも大人気となり特にリセールバリューの高い一台として知られています。でもなぜにそんなに人気なのか? “GOLDEN EYES”ならではの特徴というのもあらためて検証してみましょう。また、合わせてヴェルファイアZ“GOLDEN EYES”にお得に乗る方法もご紹介します。

兄弟車のアルファードとは違った個性
クールで力強いフロントグリルが魅力


(引用:トヨタ公式HP)

ヴェルファイアはアルファードの兄弟車として2008年に登場しました。2015年にアルファードと共にフルモデルチェンジが実施され現行モデルは2代目となります。この2車はシャシーやボディシェルなどは共通なので基本的なフォルムは変わりません。しかし、そのフロントフェイスが大きく異なっています。

アルファードはトヨタの最上級車、クラウンを思わせる高級感満点の大型フロントグリルを持ち、シックでありながらLLクラスミニバンらしい迫力ある表情を作り出してます。

それに対してヴェルファイアは、まるで金属の塊から削り出したかのような塊感のあるソリッドなグリルが特徴。釣り目のヘッドライトと大型のLEDクリアランスランプを重ねて配置し、シャープかつクールなイメージにまとめています。また、クロームメッキの面積も大きく、そのギラギラ感で周囲を威圧するような力強い表情を作り出しています。

どちらも高級感は十分ですが、幅広く好まれるのはアルファードかもしれません。確かに販売台数でも上です。

しかし、より個性を重視したいという方にとっては、このヴェルファイアのクールなマスクは他に変えられないもの。派手でありながら非常に洗練されていて、単なる高級ミニバンではない主張があります。

そしてそんなヴェルファイアの魅力を、さらに引き出してくれるのが特別仕様車のヴェルファイアZ“GOLDEN EYES”なのです。特徴的なフロント周りにゴールドや漆黒メッキの加飾を施し、派手なだけでないクールでゴージャスな雰囲気をうまく演出しています。

特にその名の通りのゴールドエクステンションで縁取られたヘッドライトは非常にきらびやかで、単なるヴェルファイアとは違うのだ! と主張しているかのようです。ヴェルファイアファンから歴代“GOLDEN EYES”シリーズが支持されてきたのは、こういったディテールに施された特別感にあるのではないでしょうか。

もちろんそれでいてお得感も高いというのも間違いなくあるでしょうが。では具体的にどのような特別な装備が装着されているのか詳しくご紹介します。

ベースはエントリーグレードのZ
ゴールド&漆黒メッキで高級感を演出


(引用:トヨタ公式HP)

GOLDEN EYESのベースとなっているのはカタロググレードの“Z”です。これはヴェルファイアの中でもいわゆるエアロボディモデルで、Zのついたグレードにはフロントバンパーやリヤバンパー、サイドマッドガードなどの専用エアロパーツが装着されています。ヴェルファイアの中でも特に人気の高いのがこのエアログレードとなっています。

GOLDEN EYESはこのZをベースとしていて2.5Lガソリンエンジンの2WDと同4WD、そして2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドモデルの計3タイプが設定されています。ちなみすべて7人乗りモデルです。

注目すべきはやはりエクステリアでしょう。もともとZグレードに装着されているエアロパーツの造形などは変わりませんが、ボンネットフードモール、フロントグリル、バックドアガーニッシュ、リヤランプガーニッシュ、LEDフロントフォグランプモールに、もともとのスモークメッキのトーンをさらに抑えた渋い漆黒メッキが施されます。

さらに、サイドマッドガードにはメッキモールも装着。ギラギラ感をうまく抑えつつサイドマッドガードのワンポイントのクロームメッキが高級感を演出しています。このサイドメッキモールはゴールデンアイズ以外では、最高級グレードエグゼクティブラウンジZのみに装着されるアイテム。これだけでも特別感が味わえますね。

またホイールは17インチのハイパークロームメタリック塗装となっており、実際のサイズ以上のボリューム感が味わえます。

そして一番のポイントとなるフロントフェイスですが、ヘッドライトは3連LEDヘッドランプが標準装備となっていますこれはベースのZグレードではオプションでも選べないアイテム。そのうえGOLDEN EYEだけのゴールドエクステンション+スモークエクステンション仕様となっており、ゴージャス感は格段にアップ! 「これだけでも欲しい」というヴェルファイアオーナーもきっといるはずです。

加えて、いわゆる流れるウインカー、前後のLEDシーケンシャルランプとさらにLEDコーナーリングランプもGOLDEN EYEの特別装備として装着されます。これも本来はZグレード以上のモデルにしか装着されない(オプション設定もなし)もの。実に豪華な内容です。これらのアイテムが装着されるというだけでも十分GOLDEN EYEを選ぶ価値はあります。しかしもちろん特別装備はそれだけではありません。

GOLDEN EYEだけの特別装備で
インテリアの高級感が大きく向上


(引用:トヨタ公式HP)

エクステリアだけでなくインテリアの特別装備も見逃せません。まずシート表皮はパーフォレーション加工が施された触り心地の良いウルトラスエードと合成皮革を組み合わせたものに変更。シンプルなファブリックのZより格段にゴージャスです。

そしてステアリングとコンソールボックス(ハイグレードタイプのアップグレード)は高級感あふれるメタルウッドタイプとなり、室内側のドアハンドルはメッキ仕様。また、ルーフヘッドライニング(ルーフ、ピラー)もブラックの特別色となります。インテリアもエクステリア同様というかそれ以上にゴージャス仕様となっているわけです。

さらに、そのほか快適装備としては、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア(デュアルイージークローザー+バックドアイージークローザー、挟み込み防止機能付)や、アクセサリーコンセント(AC100V・100W)、スマートエントリー(ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付)にプッシュスタートシステムが装備されています。これらのアイテムもZグレードではメーカーオプションなので、相当にお得度が高いといえるでしょう。

そして、荷物の多いファミリードライバーなら絶対欲しい、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)、や車内の空気をきれいにしてくれるエアコンのナノイー(フロント・リア)に加え、ゴールドメッキ仕様のGOLDEN EYEだけのスマートキーというオーナーの心をくすぐるアイテムが付いてくるというのもポイントが高い。これほど豪華な装備が満載なのに価格はベースのZグレードに+33万2,000円! それで将来のリセールバリューも相当に期待できるのですから、もはや選ばない手はないのではないでしょうか。

人気のGOLDEN EYEが
カーリースなら月々2万円~で乗れる


(引用:トヨタ公式HP)

肝心の価格ですが、ガソリンエンジンの2WDモデルが424万円で同4WDが449万5,000円です。そしてハイブリッドの4WDが504万円となっています。やはり安くはありませんね。でも買うのではなくカーリースならどうでしょう。

例えば、リースナブルを利用すればヴェルファイアZ“GOLDEN EYES”が月々4万5,000円×60回(エコノミープラン)で乗ることが可能です。さらに月々の負担を軽くしたければ2万円×60回+ボーナス加算16万5,000円というプランも用意されています。

そして、5年でなく3年リースを選ぶと月々3万9,500円×36回。もしくは月々2万円×36回+ボーナス加算12万8,700円で乗ることができるのです。400万円~500万円もするヴェルファイアですが返却時の下取り価格が高いので、このように驚くほど手ごろ負担で乗ることできるのです。いわば裏技的な乗り方といってもいいかもしれません。

それにカーリースなら税金や保険、車検費用などもリース料金の中にすべて含まれるので、毎月の家計への負担も抑えられます。それでいてこんなゴージャスなクルマに乗ることができる。ヴェルファイアのような高級ミニバンこそ、カーリースを利用するべきではないでしょうか。具体的な月々の負担額を見て、「これならいけるかも!」と思った方は是非カーリースの利用を検討してみてはいかがでしょう。