パンクやインロック、ガス欠にバッテリー上がりに脱輪など、長くドライバーをしていればこういったトラブルに一つくらいは経験したことがあるのではないでしょうか。そんなクルマのトラブルの時、頼りになるものといえば「ロードサービス」です。

ロードサービスは、ドライバーだけでは対処しきれないトラブル起きた際、電話一本で駆けつけてくれ適切に対処してくれます。そんなロードサービスですが、代表的なものといえばJAF(日本自動車連盟)でしょう。他にも民間のロードサービスもありますし、自動車保険(任意保険)に付帯した無料のロードサービスなどもあります。

これらすべてロードサービスですが、いったいどのような違いがあるのでしょう。自動車保険に付帯した無料のロードサービスがあれば、わざわざ有料のロードサービスには入会する必要はないのでしょうか。

不安や焦りに付け込んだ
悪質なロードサービス業者によるトラブルが急増

悪質なロードサービス業者によるトラブルが急増

皆さんはロードサービスを利用されたことがあるのでしょうか。最近は自動車保険(任意保険)などに無料でロードサービスが付帯していますし、クルマを購入した時にディーラーすすめられてJAF(日本自動車連盟)に加入されている、という方もいるのではないでしょうか。

何かしら自分が利用できるロードサービスがあることは知っていても、トラブルが起きなければ利用する機会がありません。そのため、実際のロードサービスではどのようなサービスが受けられるのか。また料金はいくらくらいかかるのか。さらにJAFと任意保険に付帯されたロードサービス、そして民間のロードサービスはどれも同じサービスが受けられるのか、よくわかっていないという方もいるはずです。

先日のニュースでロードサービスのぼったくり被害が相次いでいることが報道されました。バッテリー上がりのトラブルに見舞われた女性が、大手のロードサービス(JAFではありません)の受付が終了していたことからネットで検索し見つけた民間の業者にロードサービスを依頼したところ、バッテリー上がりに対応だけで10万4500円という高額のサービス料を請求されたというものです。

他にもレッカー移動を依頼したところ交通誘導のための発炎筒の費用や危険作業料などの名目でどんどん見積もり金額が積み上がり、最終的に29万8412円という金額を請求されたという被害もあったそうです。このような被害が急増したことを受けて違法な契約を結んだロードサービス業者の男が逮捕されています。

どちらもスマホの検索で上位に表示された民間のロードサービス業者に依頼したことで発生したトラブルとのこと。ロードサービスといってもこのような悪質な業者もいます。ロードサービスといってもこのように中には悪質な業者もいますので、皆さんも被害にあわないようにくれぐれも注意してください。

JAFや任意保険のロードサービスを
利用するにはどうすればいいのか

JAFや任意保険のロードサービスの利用方法

ロードサービスの代表といえばやはりJAF(日本自動車連盟)です。JAFは会員でなくてもロードサービスを依頼することが可能です。また、自動車保険に加入していればほとんどの場合無料のロードサービスが付帯しています。さらに、カーリースサービスでもオプションでロードサービスを提供していることもあるようです。民間のロードサービスは自動車保険などに付帯しているロードサービスを委託されていることも多いようです。

では、いざ自分のクルマにトラブルが起きた際、これらのどこに救助を依頼すればいいのかちゃんと理解していますか。自分が利用できるロードサービスは何なのか、また連絡先の電話番号は何番か、どんなトラブルにどのように対応してもらえるのか、万が一の備えとしてあらかじめ把握しておくといざというときに慌てることがありません。

では、実際ロードサービスではどういったトラブルまでロード対応してくれるのか、また利用するにはどうすればいいのかですが、JAF(日本自動車連盟)も自動車保険に付帯されているロードサービスもどちらも電話によって簡単にロードサービスを依頼することが可能です。

また、最近は、どちらもスマホのアプリからロードサービスを依頼することが可能になっています。スマホのアプリを利用するとスマホのGPSの情報を使って、救助を待っているクルマの場所を正確に特定してもらえるのでトラブルで慌てていてもスムーズに依頼や手配ができるので便利です。

どちらの場合も基本的に24時間365日対応しています。連絡先がわからないという場合は、スマホなどでJAFと検索するか自分が加入している自動車保険のロードサービスを検索してください。避けるべきなのは慌てて“ロードサービス”などのワードで業者を検索してトップに表示された業者に連絡することです。前述のような悪質な業者が上位に表示される(リスティング広告という業者側が費用を払うことで入力したキーワードに連動して関連した広告が上位に表示される)ことがあるのでくれぐれも注意してください。

ロードサービスの料金は
いくらくらいかかるものなのか?

ロードサービスの料金

ロードサービスを利用するうえで一番気になるのはやはり料金ではないでしょうか。もしあなたが自動車保険(任意保険)に加入していればおそらく無料のロードサービスが付帯しているはずです。ですからバッテリー上がりやガス欠、キーとじ込みなどといった基本的なトラブルに関しては無料で対応してもらえるはずです。ただ、こういった自動車保険のロードサービスは、レッカー移動の距離に制限(100㎞程度)があります。

また、バッテリー上りなどの対応に関しても回数制限が設けられていることもあるようです。レッカー移動に関しては制限を超えた分に関しては実費を請求されます。しかし、100㎞もあれば自宅に帰ることはできなくても修理してくれるディーラーや自動車修理店などにクルマをレッカーすることに特に問題ないでしょう。

JAF会員であればこちらもパンクやインロック、バッテリー上がりなど基本的なトラブルに対応してもらえるロードサービスは無料で受けられます。ただしJAFの場合レッカー移動が無料なのは15kmまでで、それ以上の距離は730円/1km毎の別料金がかかります。とはいえこちらも修理工場までの移動なら大きな負担にならないはずです。

もしJAF会員ではなく任意の自動車保険に未加入(今どきそのような方は少ないと思いますが)であった場合は、その都度有料のロードサービスを依頼することになります。おすすめはやはりJAFでしょう。JAFは有料会員(入会金2,000円、年会費4,000円)でなくてもロードサービスを受けつけてもらえます。ただし、その際のサービス料金は決して安くはありません。

例えばレッカー移動なら13,130円/1回で、別途730円/1Km の牽引料金がかかります。バッテリー上がりなら13,130円/1回でキーとじ込みなら15,230円/1回。そして、燃料切れなら16,770円/1回でこれには別途燃料代も必要となります。トラブルの救出代と考えれば妥当ですが、それなりに小さくない負担なのも確かです。だったらやはりJAF会員になっておくのは必須なのか? クルマのトラブルというものは今どきそうそう何度も起きることはないでしょうから、会員にならずその都度料金は払ってJAFに救助してもらうというのも、確かに間違いではないでしょう。また、自動車保険に加入しているのであれば必須とは言えないかもしれません。

JAFと自動車保険に付帯している
ロードサービスに何か違いはあるのか

JAFと自動車保険に付帯していロードサービスの違い

では、JAFと自動車保険付帯のロードサービスですがその内容に関して具体的にどういった違いがあるのでしょうか。じつは最大の違いがサービスの対象が違うということです。自動車保険のロードサービスはその保険に加入しているクルマだけがうけられるロードサービスなのです。

対してJAFの場合は、クルマではなくドライバー自身が会員となるもので、ドライバー対して提供されるロードサービスとなっています。つまり、JAF会員ならマイカー以外のトラブルであっても基本的なロードサービスが無料で受けられるということ。

例えば家族や友人から借りたクルマなどを運転している際に何かしらトラブルが起きた際も、JAF会員であるなら(無料の)ロードサービスがうけられるのです。さらに、それはクルマだけに限りません。バイクや原付などでも同様にトラブルがあった際にはJAFのロードサービスが利用することが可能です。

しかし、自動車保険のロードサービスの場合はあくまで保険を加入しているクルマだけが対象です。かりた車を運転している場合は対象となりません。また、その利用に回数制限が設けられていることも少なくありません。さらにレッカーサービスのは回数だけでなく、修理工場等を指定した場合には距離の制限があることもあります。同じようなロードサービスを受けることができますがJAFはドライバー、自動車保険は加入しているクルマとそのサービスの対象が違っているのです。

加えてサービスの適用範囲も違っています。JAFの場合雪道などでのスタック、大雨や台風での水没などといった自然災害に起因した事故や故障、雪道・ぬかるみ等からの引き上げなどにも対応してもらえます。自動車保険付帯のロードサービスではこういった場合対象外となるケースがあります。さらに、クルマから気になる異音や異臭がするなどといってトラブルが起きる前の前兆の点検などにも、JAFならロードサービスが利用できるというのも大きなメリットです。

自動車保険に加入していれば基本無料で利用できる自動車保険に付帯のロードサービスも十分役立ちますが、より充実したロードサービスを利用したいならJAFの会員になっておいた方がメリットは大きいといえるでしょう。JAF会員になっておくと無料サービスの範囲が拡大するなど優遇サービスが適⽤されるのとても頼りになるはずです。

パンク修理やバッテリー上がりほのか
ロードサービスでどのようなサービスが受けられる?

ロードサービスの内容

ではロードサービスでは具体的にはどのようなトラブルに対処してもらえるのでしょうか。JAFが提供しているロードサービスの代表的なものは以下になります。自動車保険に付帯のロードサービスも基本は同じと考えていいでしょう。

JAFが提供しているロードサービスの代表的なもの

タイヤのパンク修理

よくあるトラブルの代表がパンクです。最近のクルマにはスペアタイヤが積まれていないことも多いですが、スペアタイヤがある場合はパンクしたタイヤをスペアタイヤに交換する作業を行ってもらえます。

また、スペアタイヤがない場合は、パンクの応急修理をしてもらえます。もしタイヤが2本以上パンクして走行できない場合は、修理工場などへクルマのレッカー移動をしてくれます。さらにパンクの応急修理が不可能なタイヤトラブルには、タイヤの貸し出しサービスも提供されます。

バッテリー上がり

エンジンを始動しようとした際にセルモーターが回らずエンジンがかからない。その場合考えられるのがバッテリー上がりです。バッテリー上がりを起こした場合は、ジャンピングによってエンジン始動を行ってもらえます。回数制限などはありませんが、自動車保険負担のロードサービスでは利用できる回数に制限がある場合もあるようです。

キーの閉じ込み

キーとじ込みとはいわゆるインロックです。これは車内にキーを残したままドアをロックしてしまうというもの。そのようなトラブルが起きた際にもロードサービスを利用すればドアロックの開錠を行ってもらえます。多くの場合作業代金は無料です。

ただし、そのクルマのキーがイモビライザーキーなどセキュリティー装置付きのものである場合、自動車保険会社によっては無料サービスの対象外となる場合もあるようです。

脱輪や落輪からの救出

視界の悪い夜、タイヤが道路の側溝に落ちてしまったなど脱輪や落輪してしまった際に、クルマの引き上げを行ってもらうことができます。作業の際にクレーンが必要な場合や、2名以上の作業員が必要というケースでは無料ではなく有料となることもあります。

ガス欠

クルマがガス欠となり停止してしまった場合に、現場まで駆け付けてガソリンの補給を行ってくれるサービスもあります。JAF、自動車保険のロードサービス双方でサービスは受けられますが、JAFの場合燃料代は有料です。さらに、自動車保険の場合は年に1回などの回数制限や、1回の給油量などに制限があることもあるようです。

クルマの故障によるレッカー移動

トラブルで走行できなくなったときに、修理工場までレッカー車で搬送してもらうことも可能です。自動車保険付帯のロードサービスでは保険会社が指定する修理工場への搬送は無料というのが一般的です。JAFの場合は会員であれば15kmまでレッカー移動が無料です。それ以上の距離となった場合は730円/1kmの別料金がかかります。

任意保険に加入していても
万が一を考えJAFにも加入しておくのがベスト

JAFへの加入

クルマのトラブルはいつどのようなときに起こるかわかりません。しっかりメンテナンスを行っていてもパンクなどの外的要因によるトラブルは防ぎようがないのです。もしかしたら遠出した先でトラブルが起き、身動きが取れなくなるなどということもあるかもしれません。いざというときにすぐに対処できるように何らかのロードサービスが利用できるような環境は整えておくべきでしょう。

おすすめは自動車保険の無料ロードサーボス+JAFです。JAFならサービスの対象は車ではなく会員なので、対象となるクルマが広がり例えばレンタカーやリース車でもロードサービスを受けることが可能です。

会員でなくてもサービスは受けられますが、トラブルの度に料金がかかるので、可能であれば会員になっておくのがベターです。JAFならなんといってもサービスの拠点も多く、24時間365日ロードサービスの依頼が可能です。自動車保険の無料ロードサービスが利用できるとしても、さらなる安心を手に入れたいのであれば、JAFの会員になっておくことをおすすめします。