2020年5月、コンパクトカーであるヤリスのSUVモデルとしてヤリスクロスが発売となりました。大きすぎないちょうどよいサイズにスタイリッシュなデザイン、価格もガソリンモデルなら179万8,000円~ と実に魅力的です。

もちろんトヨタ自慢のハイブリッドだって選べます。これだけみても売れることは約束されていたようなものですが、実際に発売されると予想を超える大ヒットとなっています。現在もバックオーダーを多数抱え、トヨタの公式サイトを見ると納車はなんと4~5か月待ち(2020年12月現在)とのこと。すごい人気と感心してしまいますが、すぐにでも乗りたい!という方にとってはこの人気の高さは悩ましいですね。

でもヤリスクロスはSUVですし4WDもあるのですから、今の時期こそ乗りたい!何とかならないのか?そんな風に思っている人も間違いなくいるはずです。ではどうすればいいのか。そんな人に耳寄りな話があります。そんなに待たなくてもヤリスクロスに乗ることができる別の選択肢があるかもしれません。簡単な裏技なのですが、いったいそれはどんな方法なのでしょうか。

すでに大ヒット中のライズと
ヤリスクロスは何が違うのか?


(引用:トヨタ公式HP)

発売直後から大ヒットを続けているトヨタのヤリスクロス。街中でも徐々に見かける機会が徐々に増えてきました。完全な新型車ですが、ヤリスクロスは名前を見ればわかる通り、大ヒット中のコンパクトカーヤリスのSUVモデルです。とはいえ見た目はかなり違っていて、いかにもSUVらしいスタイル。

エクステリアはシンプルでありながら、少し前に流行ったクーペ風のSUVとは一味違ったハードなイメージもあって迫力が感じられます。でも実際のサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベース2,560mmと非常に手ごろな大きさ。それでこの存在感なのですから、注目を集めているのも当然でしょう。

トヨタの新型SUVといえばこのヤリスクロスだけでなく、2019年に再投入されたRAV4や、5ナンバーサイズのコンパクトSUVのライズ(こちらはダイハツのOEM車ですが)も大ヒットしています。それだけ魅力的なSUVがそろっているということですが、サイズ感や価格帯など絶妙な差をつけているのが成功の秘訣なのかもしれません。

ただ、クルマに詳しい人ならその違いは明らかなのですが、さほどクルマに詳しくない人にとって、ライズとヤリスクロスの差がわかりにくいかもしれません。

クラスとしてはライズが1Lクラスで、ヤリスクロスは1.5Lクラスと違いはあるのですが車体サイズや車両価格がかなり接近していて、その差がわかりにくいのです。実際購入を検討する際にも、どちらがベストなのかを選ぶのが意外に難しいという話もあります。

ワイルドで力強いライズに対して
スポーティで洗練されたヤリスクロス


(引用:トヨタ公式HP)

ただ、間違いなく違うのはそのデザインでしょう。ライズはそのサイズ以上に大きく見える迫力あるデザインが売りでSUVらしいワイルドな印象。ボリューム感あるフロント周りのデザインなどは5ナンバーサイズの1Lクラスコンパクトカーとは思えないほどインパクトがあります。いかにもオフロードをガンガン走ってくれそうに見えますよね。

対してヤリスクロスは、ライズのようなワイルドなイメージではなく、どちらかというとスポーティで洗練されたイメージです。とはいえ線の細さはなく力強さもあります。特にフェンダーのアーチが良いアクセントになっていて、都会にも、アウトドアにも似合うバランスの良いスタイルが特徴といえるでしょうか。

サイズ的には実はぱっと見の印象以上に違います。ライズは全長3,995㎜×全幅1,695㎜×全高1,620㎜で、5ナンバーに収まるサイズとなっていて全高はやや高め。タイヤとフェンダーのクリアランスも余裕があって、悪路もしっかりと走ってくれそうに見えます。

それに対してヤリスクロスは全長4,180㎜×全幅1,765㎜×全高1,590㎜です。ライズよりも幅が広く全高はSUVとしてはそれほど高くはありません。フェンダー部分がオーバーフェンダー風のデザイン処理が施されているのでワイルドさもありますが、どちらかというと悪路走行よりもオンロードでの安定した走りが味わえそうな印象です。

このエクステリアのイメージの違いは、人によって大きく好みが分かれるはずです。実際人気に関しては、販売台数のデータからも見るとどちらもほぼ同数とされているので、人気も大きく二分しているようです。

室内やトランクスペースは
どれだけ違う? どっちが広い?


(引用:トヨタ公式HP)

では、見た目ではなく実用性で比べてみた場合どうなるのか?一番気になる室内の広さやラゲッジスペースに関してですがクルマ専門サイトの評価などを見てみると、どちらもコンパクトなSUVながら、十分なスペースが確保されていると高く評価されているようです。では具体的に数字で比べてみましょう。

まずライズです。ライズは非常に5ナンバーサイズに楽に収まるとてもコンパクトなSUVですが、その室内スペースはクラスを超えた広さがあります。カタログ上のサイズは室内長1,955㎜×室内幅1,420㎜×室内高1,250㎜となっています。これは非常に広い。とはいってもこれがどれくらい広いのか?数字だけ見てもわかりにくいですよね。では、比較としてラグジュアリーセダン代表のクラウンを比べてみましょう。

クラウンの室内スペースは室内長1,980mm×室内幅1,500mm×室内高1,185mmとなっています。比べてみるとライズは幅こそかないませんが長さはほぼ変わらず、高さはライズの方が上です。これを見るとかなり広いということがわかりますね。

ではヤリスクロスはどうなのか? こちらは室内長1,845㎜×室内幅1,430㎜×室内高1,205㎜となっています。ライズよりも幅以外は少し狭い。とはいえその差はわずか。こちらも十分に広い3車の室内スペースの数値を表にして比べてみるとこのようになります。

全長 全幅 全高 室内長 室内幅 室内高
ヤリスクロス 4,180㎜ 1,765㎜ 1,590㎜ 1,845㎜ 1,430㎜ 1,205㎜
ライズ 3,995㎜ 1,695㎜ 1,620㎜ 1,955㎜ 1,420㎜ 1,250㎜
クラウン 4,910㎜ 1,800㎜ 1,455㎜ 1,980㎜ 1,500㎜ 1,185㎜

横並びで比べてみるとわかりやすいですね。ボディサイズで圧倒的に大きなクラウンと比べてみても、ライズとヤリスクロスの室内スペースはどちらも十分な広さを持っているといっていいでしょう。家族が十分に快適に過ごせるスペースが確保されています。

ゆとりある走りや、燃費の良さを
考えるとヤリスクロスの魅力が光る


(引用:トヨタ公式HP)

居住スペースだけでなくラゲッジスペースの違いも気になりますよね。荷室スペースも比べてみましょう。まずライズですが、こちらは荷室長865㎜×荷室幅1,000㎜×荷室高755㎜で、容量は369Lとなっています。対するヤリスクロスですがこっちは荷室長850㎜×荷室幅1400㎜×荷室高820㎜で容量は390Lです。21Lの差です。ちょっと小さめのキャリーケースくらいの違いです。

クラウンに関してはカタログにトランクスペースのサイズ記載がないので省きますが、比べてみると荷室に関してはボディサイズに余裕がある分ヤリスクロスの方がたっぷり積めるようです。とはいえやはり差はあまりありません。居住スペースか、荷室スペースかどちらを重視するかで選ぶというのも悪くはありませんが、正直わずかな違いしかないので、スペースに関してはどちらを選んでも不満を感じることはないのではないでしょうか。

ただヤリスクロスは車格的にライズよりも明らかに上。搭載するパワーユニットも1.5Lガソリンエンジン、もしくは1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドです。対してライズは1Lのガソリンターボのみで、ハイブリッドが選べません

パワーに関しても同じガソリンエンジンで比べるとヤリスクロスが88kW(120PS)で、ライズが72kW(98PS)と明らかな差があります。車重はヤリスクロスがライズよりも100kg~200kg重いですが、走りの余裕に関しては間違いなくヤリスクロスの方が上でしょう。家族を乗せるファミリーカーとして使いたいなら、やはり余裕があった方が間違いなく快適です。

ちなみに燃費に関しては実は車格が上のヤリスクロスの方が上。ライズがWLTCモードで18.6km/Lなのに対して、ヤリスクロスは1.5LガソリンエンジンでもWLTCモードで18.8~20.02km/L。ハイブリッドなら27.8~30.8km/Lとパワーがあって車重が重いのにもかかわらず相当に優秀です。ライズがターボエンジンなのに対してヤリスクロスはNAとハイブリッド。さらに最新スペックのパワーユニットを使っているのも大きいのでしょう。これはちょっと意外ですね。

新鮮さでもヤリスクロスが上か
乗っていれば街中で優越感が得られる?


(引用:トヨタ公式HP)

あらためて比べてみると、やはりどちらもとても魅力的ですがただ、新鮮さという意味では、間違いなくヤリスクロスのほうが上でしょう。スペックを比較してみてもやはり最新モデルのヤリスクロスの魅力が光ります。大ヒットとなっているのも当然といってもいいかもしれません。今、街中をヤリスクロスで走れば、注目を集めることも間違いないでしょう。走っているだけで優越感に浸れるのではないでしょうか。

ただ、これだけよくできたクルマで、人気も高いとなれば当然ですが注文も集中します。前述したとおりそのおかげで多数のバックオーダーをかかえ、納車は現在(2020年12月時)4~5カ月待ちです。

クルマがあまりに人気過ぎて、すぐに手に入らないのです。SUVですからこの冬こそ活躍してほしいのに、今注文してもゴールデンウイークまで待たなくてはいけないのですね。これは悩ましいところです。そうなると買うのを躊躇してしまう、という方もきっといるのではないでしょうか。

カーリース会社なら在庫している
ヤリスクロスがあるかも


(引用:トヨタ公式HP)

なんとかして最新のヤリスクロスを、他の人よりもいち早く手に入れて、優越感に浸る方法はないのか? 実は、絶対とは言いませんがこれならいけるかもしれないという裏技的方法があります。それは、ヤリスクロスを購入するのではなく、カーリースで利用するのです。これなら、もしかしたら、4~5カ月も持たなくても、人気のヤリスクロスに乗ることができるかもしれません。

でも、それはなぜなのか?ちゃんと理由はあります。新車でクルマを購入する場合、普通購入者がディーラーで注文をしてからディーラーはメーカーにクルマを発注します。メーカー側に在庫があればクルマは1~2週間でメーカーからディーラーに届くことになります。
しかし、ヤリスクロスなどの人気車はバックオーダーを抱えていますから、メーカーも発注を受けたからと言ってすぐにクルマをディーラーに届けることはできません。在庫がないのですから。

おそらく生産が間に合っていない今のヤリスクロスなら、注文を受けてからその車両を生産するまでのタイムラグも発生するでしょう。結果4~5か月と長く待たされるのです。

でも、カーリースの場合は、人気の新車が発売されたと同時に、カーリース会社はそのクルマを発注し、在庫としてキープしている車両があります。リース車両としても高いニーズが期待できるから先にキープしておくのです。

ということは、希望のボディカラーやグレード、オプション内容などにも左右されますが、運が良ければ通常通り購入するよりも短い期間で、最新の人気車種であるヤリスクロスがリース車両としていち早く手にいれられる可能性があるというわけなのです。

もちろんヤリスクロスのような人気車の場合、すでにカーリース会社が抱えている在庫もすべて貸し出されている可能性もあります。しかし、ディーラーで普通に購入するよりも早く納車される可能性も期待できるわけです。どうですか?とにかくいち早く話題のヤリスクロスに乗りたいというなら試してみる価値はあるのではないでしょうか?気になる方はリース会社に問い合わせてみましょう。

なんといってもカーリースならまとまったお金がなくても、月々定額のリース料金を払うだけで、ヤリスクロスのような人気のクルマに乗ることができます。さらに面倒な自動車保険や税金、車検費用なども月々のリース料金に含まれるので、クルマにかかる費用の管理も簡単。購入するよりも便利でお得なクルマの利用方法です。一度検討してみてはいかがでしょうか。

人気は2021年も続く可能性大
欲しいのなら早めの行動が正解

ヤリスクロスはトヨタが予想していた以上の人気となってしまい、今の時点でディーラーに発注しても納車は来年2021年の4月か5月くらい。それまで待てるならいいですが、そうでないなら、カーリースの利用も検討してもいいのではないでしょうか。

ヤリスクロスの今の人気は、来年2021年もしばらく続く可能性が高いでしょう。本気でヤリスクロスに乗りたいなら購入するにしても、カーリースで利用するにしても、できるだけはやく行動に移した方がいいでしょう。動き出しが遅ければ遅いほど納車も遅れる可能性があります。いずれにしても決断はお早めに。